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外壁塗装の流れ|全ステップをわかりやすく解説!

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外壁塗装は、住宅を紫外線や雨風から守り、長期的に美観と耐久性を保つために欠かせないメンテナンスです。
しかし、 「どのような工程で進むのか」 「具体的に何を準備すれば良いのか」 など、不明点が多いと不安を感じる方も多いでしょう。

本記事では、外壁塗装の工程を11ステップに分けて詳しく解説し、さらに工期や準備、施工中に気を付けるべきポイントなどを分かりやすく紹介します。
スムーズに塗装工事を進めるためのヒントを得たい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

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代表

喜入 斗馬(キイレ トウマ)

《経歴》

大坂コンピューター専門学校卒業後、大手車販売会社に入社。その後、2019年11月に大和建装入社。
お客様見積提案及びお家の色のコーディネーターをしております。
youtube / Instagram

外壁塗装の流れ|全11ステップの詳細解説

まずは外壁塗装の流れを11のステップに分けて解説します。
 

①着工前の近隣挨拶

外壁塗装工事では足場組立や高圧洗浄、塗装作業など、近隣へ騒音や埃、塗料の臭いが及ぶ可能性があります。 そのため、着工前にご近所に一言挨拶しておくと、余計なトラブルを避けられます。

業者が一緒に挨拶回りを行ってくれるケースもあるため、事前に相談しておくのがおすすめです。
 

②現地調査・診断

本格的に施工を始める前に、業者が建物の外壁や屋根の状態を詳しく調査します。
クラック(ひび割れ)の有無やチョーキング現象、雨漏りの痕跡などをチェックし、補修が必要な箇所を洗い出します。 調査結果を元に、使用する塗料や工事の工程、見積もり金額が決まるため、施工計画の根幹となる重要なステップです。
 

③足場設置

安全に高所作業を行うため、足場を組み立てます。
作業員が移動しやすく塗装もしっかり行えるよう、家の周囲にパイプやネットなどを設置して、塗料や工具が落下しないようにします。 足場組立は通常1日から2日程度かかり、組立時の騒音が出る場合があるので、あらかじめ近隣にも伝えておきましょう
 

④高圧洗浄

足場設置後、外壁全体を高圧洗浄機で洗い落とす工程に入ります。
表面に付着したホコリや泥、コケ、古い塗膜の一部などを除去し、下地を清潔な状態に整えることで、塗料の密着度が高まり、仕上がりと耐久性を向上させます。 洗浄に使う水圧は強いため、窓やドア、屋根などへ水が入りこまないよう入念に養生をするのが重要です。
 

⑤下地処理

高圧洗浄が終わったら、ひび割れや汚れ、劣化したシーリング(コーキング)などを補修する「下地処理」を行います。
クラックには補修材を充填し、サイディングの目地や窓周りのコーキングを打ち直すことで、雨水の侵入を防ぐのが主な作業です。
この工程をしっかり行うことで、後の塗装が剥がれにくく、耐久性が高まります。
 

⑥養生

サッシやドア、植栽、車庫など塗料が飛散すると困る箇所をビニールシートやマスキングテープで保護する作業です。
養生を丁寧に行うことで、塗装が不要な場所に塗料が付着するリスクを最小限に抑えられます。 このステップが不十分だと塗装後に仕上がりの不備や汚れの苦情につながるため、塗装業者の腕の見せどころと言えます。
 

⑦外壁塗装(下塗り)

いよいよ塗装工程に入ります。 最初は「下塗り」と呼ばれる作業で、下地材や旧塗膜と新しい塗料の接着性を高めるためにプライマーを塗布します。
この段階で、傷んだ部分や補修箇所も上塗り塗料との密着を良くする下地として整えます。 下塗りの出来が仕上がりに大きく影響する重要な工程です。
 

⑧外壁塗装(中塗り・上塗り)

下塗りの塗料が十分に乾いたら、次に中塗り・上塗りを行い、塗膜に必要な厚みと色味を重ねていきます。
中塗りと上塗りを別日に行うことが多く、確実に乾燥させることで塗膜性能を最大限に引き出します。 上塗りが終わった時点で、外壁の仕上がりイメージがほぼ完成形となります。
 

⑨中間検査

大規模な工事や厳密な品質管理を行う業者では、中塗りと上塗りの間、または一定の工程が終わった段階で「中間検査」を実施します。
塗膜の厚みやムラ、塗り残しがないかを確認し、不備があれば修正を行います。 この段階でしっかりとチェックすることで、最終的な仕上がりをより良く保つことができます。
 

⑩足場解体&清掃

最終的に塗装が完了し、乾燥を確認したら足場を解体します。
その後、敷地内や周辺道路に落ちたゴミや残材、塗料缶などを回収し、清掃を行います。 足場が外れた後の外壁をしっかりチェックし、塗り残しや汚れがないかを最終確認することが大切です。
 

⑪完了検査&引き渡し

最後に施主と施工業者が一緒に仕上がりを確認し、問題がなければ引き渡しとなります。 このタイミングで工事写真や保証書などを受け取り、メンテナンスの方法や定期点検のスケジュールなども話し合っておくと安心です。
引き渡し後に不具合を発見した場合でも、早めに連絡すれば保証が適用される可能性が高いため、気になる点があれば遠慮なく問い合わせましょう

外壁塗装の期間はどのくらい?

次に、外壁塗装が終わるまでにかかる期間について解説します。
 

工事全体の平均的なスケジュール

一般的な戸建て住宅(30坪前後)での外壁塗装工事は、天候や季節の影響を受けなければおおよそ2週間前後で完了することが多いです。
具体的な日数の例は以下の通りです。
  • ・足場組立: 1~2日
  • ・高圧洗浄 & 下地処理: 1~2日
  • ・養生 & 下塗り & 中塗り & 上塗り: 4~6日
  • ・中間検査 & 仕上げ & 足場解体 & 清掃: 2~3日
雨が続いたり台風シーズンの場合、塗料の乾燥時間や作業中断の影響で工期が延びる場合があります。
 

期間を短縮するためのポイント

工期をなるべく短くするためには、以下のポイントを意識してみてください。
  • ・適切な季節を選ぶ →春や秋など 気候が安定している時期 を選ぶと、天候による中断が少なくスムーズに進む。
  • ・早めの予約をする →繁忙期を避けて 施工可能なスケジュールを確保 すると、業者に余裕があり短期間で終わりやすい。
  • ・優良業者を選ぶ →経験豊富な職人が揃っている業者 なら、作業の段取りが良く、余計な時間を要しない。

【要チェック】外壁塗装前の準備と注意点

施工をスムーズに進めるためには、施主側の準備や心構えも重要です。
ここでは、業者選びや必要な書類、近隣への配慮などについてまとめています。
 

業者選びのコツ

質の高い外壁塗装を行うためには、適切な業者選びが欠かせません。
以下、業者を選ぶ際に意識してほしいポイントを紹介します。
  • ・複数の業者に見積もりを依頼し、比較する
  • ・口コミや評判、実績を確認する
  • ・保証内容やアフターサービスが明確かをチェック
  • ・担当者の対応が丁寧で誠実かを見極める
一度に複数社に相談し、金額だけでなく、施工内容や保証までトータルで判断するのがおすすめです。
 

必要な書類や手続き

建築確認申請や自治体への届け出が必要かどうかは、地域や工事内容により異なります。
また、火災保険や地震保険の特約が外壁の補修に対応しているかどうかもチェックしておくと、万が一のトラブル時に役立ちます。 工事請負契約書や保証書など、大切な書類は施工後まで大切に保管しましょう
 

ご近所への配慮

工事中は音や埃、塗料の臭いが周囲に及ぶため、着工前に近隣へ挨拶しておくとスムーズです。
業者によっては挨拶回りを代行してくれるところもありますが、施主自身が顔を出すことで、トラブルを回避できる場合も多いです。

外壁塗装中の生活で気を付けるべきこと

工事期間中は、足場や養生シートによって生活に多少の制限がかかります。 ここでは、生活面での具体的な注意点を紹介します。
 

洗濯物の干し方や窓の利用制限

足場や養生シートがかかると、窓を開けられない日が続くことがあります。 塗料の臭いやホコリが室内に入りやすい場合もあるので、洗濯物は部屋干しか、コインランドリーを利用するなど工夫が必要です。

また、塗装中は窓を開閉しないほうがいい場合もあるので、業者にタイミングを確認しましょう。
 

在宅時・不在時の注意点

在宅時、不在時にはそれぞれ以下の点に注意してください。
  • ・在宅時の注意点 →工事音や振動があるため、リモートワークやオンライン会議の時間調整 を事前に行うと安心。
  • ・不在時の注意点 →施主がいない状態で作業が進む場合、施錠や貴重品管理 など防犯面に注意。 →足場を通じた侵入のリスクは低いが、用心するに越したことはない。
施工工程ごとの音や臭いの発生タイミングを業者に確認し、スケジュールを調整すると快適に過ごせます。

外壁塗装を成功させるためのポイント

外壁塗装の流れは、大きく分けて「足場組立」「高圧洗浄」「下地処理」「塗装(下塗り、中塗り、上塗り)」「検査・清掃」「引き渡し」のステップを踏みます。
それぞれの工程でポイントや注意点があり、スムーズに進めるためには施主と業者の連携が欠かせません。

また、工事期間は一般的に1~2週間程度で完了しますが、天候や建物の規模に応じて変動します。 施工前に業者選びや見積もり、近隣挨拶などの準備を行い、施工中は洗濯物や窓の開閉などの生活面での工夫が必要です。

そして大切なのは、信頼できる業者を見つけることです。 複数の見積もりを比較し、契約書や保証内容をしっかり確認して、外壁塗装を成功させましょう。 安心・安全の施工で、大切なマイホームの外観と機能を長く美しく保ちましょう。
2025年03月03日 19:46

外壁塗装の保証期間を徹底解説!適用条件や注意点を確認しよう

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外壁塗装は、建物を雨風や紫外線から守り、美観を保つために欠かせないメンテナンスです。 ただし、工事を依頼する際に気になるのが「保証期間」ではないでしょうか。 「塗装がすぐに剥がれたらどうなるのか」 「保証が適用されないケースはあるのか」など、不安を持つ方も多いと思います。 本記事では、外壁塗装の保証期間の基礎知識や、どのような条件で保証が適用されるのか、逆に適用されないケース、さらには保証を活用するためのポイントや業者選びの注意点まで幅広く解説します。 施工後にトラブルが起きてもスムーズに対処できるよう、保証のしくみを正しく理解し、安心して外壁塗装に臨みましょう。

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喜入 斗馬(キイレ トウマ)

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外壁塗装の保証期間とは?

まずは外壁塗装における保証期間とはなにかについて解説します。
 

保証の役割と重要性

外壁塗装の保証とは、塗装工事が適切に行われたことを証明し、施工後に万が一不具合があった場合に補修や再施工を行う制度です。
雨漏りや塗膜の剥がれなど、施工上の問題が原因で起こるトラブルに対して、無料または一部負担で対応してもらえる場合があります

保証を付けることで、施工後に不具合が見つかっても安心して業者に相談しやすくなる点が大きなメリットです。 外壁塗装は高額な工事であり、万一のトラブル対応が自費になると大きな出費となるため、保証がある業者を選ぶことは重要と言えます。
 

一般的な外壁塗装の保証期間の目安

外壁塗装の保証期間は業者や塗料の種類、施工内容によって異なるものの、一般的な目安としては5年~10年程度が多く見られます。
また、使用する塗料の性能によって保証期間が変動することもあり、耐久性の高いフッ素塗料や無機塗料の場合は10年以上の保証が付くケースも。 一方、一般的なシリコン塗料では5~7年程度の保証が一般的です。

ただし、保証期間が長ければいいというわけではなく、どこまでが保証の対象なのか、保証内容に制限はあるのかをあらかじめチェックする必要があります。
 

契約不適合責任(法律で定められた保証)について

契約不適合責任とは、改正民法(2020年4月施行)で定められている概念で、以前の「瑕疵担保責任」がこれに置き換えられました。
外壁塗装工事において、施工不良による不具合が発生した場合、契約内容に適合していない(契約不適合)とみなされ、施工業者に補修などを求めることが可能です。

ただし、この法律による保証を受けるには、「施工に起因する不具合であること」を立証する必要があり、自然劣化や経年変化、使用者側のミスによる損傷などは対象外となる場合が多いです。
また、具体的な保証期間や補修の範囲は、契約書に明記されている内容が優先されるため、契約不適合責任が全面的に保護してくれるわけではありません。

外壁塗装の保証の種類

外壁塗装における保証の種類を紹介します。
 

施工保証と製品保証の違い

外壁塗装の保証には主に2つのカテゴリーがあります。
  • ・施工保証:塗装業者が自社の施工不良に対して補修や再施工を行う保証。
  • ・製品保証:塗料メーカーが、その製品(塗料)の品質に起因する問題を保証する。
施工保証は「塗りムラ」「塗膜の剥がれ」など、職人の作業ミスや工程の不備によるトラブルが対象となることが多いです。
一方、製品保証は「塗料自体の不具合」(化学的特性の欠陥など)に適用されます。

ただし、製品保証が充実しているケースは少なく、メーカーが明確に保証期間を設定している塗料は限られています。
 

メーカー保証の特徴と少ない理由

一部の大手塗料メーカーは製品保証を実施していますが、すべての塗料に対して行っているわけではありません。
また、保証を受けるためには塗料メーカーが定めた施工基準を厳守している必要があり、かつ指定塗料の組み合わせなど多くの条件がクリアされていないと対象外となることが多いです。

メーカー保証が少ない背景には、施工環境や下地材の状態、気候など塗料自体以外の要素が塗膜の耐久性に大きく影響するという事情があります。 そのため、施工不良などの要因がからむと塗料メーカーだけの責任と判断しにくく、保証が成立しにくいのが現状です。
 

各保証の適用範囲の比較

先ほど紹介した2つの保証は、それぞれ適用範囲がことなります。
  • ・施工保証:塗膜の剥がれ、塗り残し、クラック補修不備など、施工上の不良によるものが中心。
  • ・製品保証:塗料の成分不良や化学的な欠陥など、塗料自体の品質問題に限られる。
施工保証のほうが適用範囲は広めですが、施工方法の指示通りに行わなかったり、経年劣化など自然な変化の場合は対象外となるケースがあります。 製品保証は、塗料の欠陥が明らかな場合を除いて、適用されるシーンが限られている点に注意が必要です。

外壁塗装の保証が適用される条件とは?

保証期間が設定されていても、すべての不具合が無条件で保証されるわけではありません。
ここでは、保証が有効となるための一般的な条件を確認しておきましょう。
 

正しく施工された場合

保証が成立する前提として、施工自体が契約通り、適正な手順で行われていることが挙げられます。
業者が提示したマニュアルや塗料メーカーの指定施工方法を逸脱した場合、施工保証も製品保証も適用外となるリスクがあります。 きちんとした施工記録や写真を保管しておくと、万が一のときに証明しやすくなります。
 

契約内容に基づく保証適用条件

契約書や保証書には、「〇〇の場合は保証対象」などの条件が細かく記載されていることが多いです。
たとえば「作業後〇年以内に塗膜が剥がれた場合は無償補修」など具体的な条文があるため、契約時にしっかり確認しておきましょう。

保証対象外の事例(自然災害や経年劣化など)も同時に明記されている場合が多いので、そちらも注意が必要です。
 

保証適用時に必要な書類と手続き

トラブルが起きたら、まずは業者に連絡し、保証書や契約書、施工内容の記録(写真やメール)などを提出します。
業者が現場を調査し、不具合の原因が施工不良や製品不良と判明すれば、保証範囲内で対応してもらえることが一般的です。 書類が不十分だと交渉がスムーズに進まない場合があるため、施工に関する資料は捨てずに保管しておきましょう。

外壁塗装の保証期間中でも適用されないケース

保証期間内だからといって、すべての不具合がカバーされるわけではありません。
以下のようなケースでは、保証が適用されないことが多いので注意が必要です。
 

自然災害による破損

台風や地震、大雪といった自然災害による被害は、多くの場合、施工不良とは関係がありません
したがって、外壁が損傷しても保証対象外となる可能性が高いです。

保険の加入や、火災保険の特約などで対応できる場合もあるので、合わせて確認しましょう。
 

経年劣化による破損

外壁塗装はどんなに良質な塗料を使っていても、年数が経過すれば劣化していきます。 塗膜の色あせや軽微なクラックなど、経年変化として見なされる症状は保証範囲外となる場合がほとんどです。

定期的なメンテナンスや再塗装のタイミングを逃さないことが大切です。
 

管理不足や人為的な損傷

掃除を怠ったり、外壁に物をぶつけて傷をつけてしまったりする人為的な損傷は、施工の責任外と判断されるのが一般的です。
また、適切な点検や補修をせずに放置して被害が拡大した場合も、保証が認められにくいです。
 

他社が補修を行った場合

保証書には「他社が手を加えた場合は保証無効」とする条項が含まれていることが多いです。 施工後に別の業者が補修や増築を行った場合、元の施工不良か新たに手を加えた部分の責任かわからなくなるため、保証が適用されない可能性が高いです。
 

業者の倒産時のリスク

業者自身が倒産してしまうと、保証が事実上機能しなくなってしまいます。
こうしたリスクを避けるためにも、信用度の高い業者を選ぶことが重要です。
大手や地域で長年実績を持つ会社なら倒産リスクは比較的低くなりますが、絶対ではありません。

外壁塗装の保証を活用するためのポイント

せっかく保証が付いていても、内容を理解していなかったり書類を紛失したりすると、いざというときに活用できないことがあります。
ここでは、保証を有効に使うためのコツを紹介します。
 

保証内容を事前にしっかり確認する

契約時や見積もりの段階で、どの範囲・どの症状が保証対象になるのかを細かく確認しておきましょう。
「剥がれやひび割れのみなのか」「雨漏りや内部腐食などもカバーされるのか」など、疑問点は早めに業者に質問することが大切です。
 

契約時に確認すべきチェックリスト

契約時にチェックするポイントは以下のとおりです。
  • ・保証期間:何年間の保証か、施工日から何日後まで適用されるのかを確認。
  • ・対象となる事象:塗膜剥離、ひび割れ、雨漏りなど、保証の範囲をチェック。
  • ・適用されない条件:自然災害や他社による施工が原因の場合、保証が適用されないことが多い。
  • ・保証内容の詳細:無償補修なのか、一部負担が必要なのかを事前に確認。
  • ・書類の発行:保証書が発行されるかどうかを確認し、契約時に受け取る。
     

不明点を業者に確認する方法

不明点を業者に確認するときは、以下の方法をとってください。
  • ・メールや書面で質問をまとめて送る:口頭だと記録が残りにくいため、文章でやり取りをする。
  • ・契約書や保証書を交付してもらう:トラブルを避けるため、契約内容を書面で確認できるのが望ましい。
  • ・担当者の連絡先を把握:何かあったときにすぐ相談できるよう、担当者の直通番号やメールアドレスを知っておく。


外壁塗装業者を選ぶ際の注意点

保証内容だけでなく、業者の実績や対応も重要な選定基準です。 ここでは、業者選びで気をつけるべきポイントを3つ挙げます。
 

信頼できる業者の特徴

以下に該当する業者は信頼できる可能性が高いと言えます。
  • ・建設業許可や塗装技能士などの資格を保有している
  • ・会社の所在地や連絡先が明確である
  • ・施工実績が豊富で、口コミ評価が高い
  • ・アフターフォローや定期点検の制度が整っている
こうした業者は倒産リスクも低く、トラブル時にも迅速に対応してくれる可能性が高いです。
 

相見積もりの重要性

複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格やサービス内容の比較がしやすくなります。
同じ工事内容でも大きな価格差が出ることもあるため、1社だけで即決するのは避けたほうが無難です。
相見積もりを行う際には、各社に同じ条件を提示し、公平な比較を行いましょう。
 

口コミ・評判の確認方法

口コミや評判は以下の方法で確認するようにしてください。
  • ・インターネットの口コミサイトやSNSをチェック:内容が偏っていないか、複数の情報源を総合的に確認する。
  • ・友人や知人の紹介を活用:実際に施工を受けた人からの生の声は、信頼できる情報になりやすい。
  • ・地域密着型の業者を選ぶ:地元で長年営業している業者は評判が広まりやすく、信用度が高いことが多い。


施工後に塗装が剥がれた場合の対処法

施工後すぐに塗装が剥がれたり、ひび割れが発生した場合は慌てずに対処することが大切です。
 

自分で修理しない

まず、自分で補修しようと手を加えてしまうと、保証が無効になる可能性があります
素人が対応すると問題箇所が増える恐れもあるため、状況を変えずにプロに見てもらうのが鉄則です。
 

写真を撮って証拠を残す

剥がれやひび割れの状態が分かる写真を撮っておくと、後の補修交渉がスムーズになります。
複数の角度や距離から撮影し、日時を記録しておくと良いでしょう。
 

保証内容と期間を再確認する

施工時に受け取った保証書や契約書を改めてチェックし、対象となる不具合か、期間内かを確かめます。
「施工後1年以内の塗膜剥離は無償補修」などの条文があれば、すぐに適用できるかもしれません
 

塗装業者に相談し、対応を依頼する

写真や保証書を揃えて業者へ連絡し、トラブルの原因や補修の手順を確認します。
業者がすでに倒産している、または連絡が取れない場合は、第三者機関(住宅リフォーム紛争処理支援センターなど)に相談する選択肢もあります。

外壁塗装の保証期間を正しく理解しよう

外壁塗装は住宅を保護し、美観を保つために欠かせない工事です。
しかし、万が一不具合が生じた場合に備えて、保証期間や保証内容をしっかり理解しておくことが大切です。

施工業者や塗料メーカーが提供する保証には、施工保証と製品保証の2種類があり、それぞれ適用範囲や条件が異なります
さらに、自然災害や他社施工による損傷など、保証期間内でも補償されないケースがある点も見逃せません。 工事を依頼する際には、契約書や保証書を丁寧に確認し、担当者に不明点を質問することでトラブルを回避できます。

また、相見積もりや口コミ調査を行い、信頼できる業者を選ぶことが、外壁塗装を成功させるための重要なステップです。
大切なマイホームの外壁を、長く美しく保つために、正しい保証知識を身につけて、後悔しない選択をしましょう。
2025年03月03日 19:34

外壁塗装を行うタイミングはいつ?判断方法と先延ばしの注意点を解説

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マイホームの外観を美しく保つだけでなく、建物を雨風から守るためにも重要な外壁塗装。 

しかし、「いつ塗り替えるべきか」「まだ大丈夫と思っていたら、急に痛みが進んで困ってしまった」という声も多く聞かれます。 

 

本記事では、外壁塗装の基礎知識から塗装時期の判断基準、さらに先延ばしした場合のリスクまで詳しく解説します。 

費用相場や工事期間、季節ごとのメリット・デメリットなども総合的にまとめていますので、外壁塗装を検討している方はぜひ最後までご覧ください。 
 

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外壁塗装の基礎知識

まずは外壁塗装とは何か、その役割や寿命について網羅的に紹介していきます。
 

外壁塗装の役割とは?

外壁塗装の最大の役割は、建物を保護し、長持ちさせることです。
具体的には、雨や紫外線からのダメージを軽減し、内部の構造体を守る機能があります。

さらに、ひび割れの補修や防水効果を高めることも重要な目的です。 見た目の美しさを維持するだけでなく、住宅の資産価値を保つうえでも外壁塗装は欠かせません。 外壁塗装が劣化すると、雨水が建物内部に浸透しやすくなり、湿気やカビの発生、さらには躯体自体の腐食へとつながる可能性があります。

こうしたトラブルを防ぐためにも、定期的な塗装は必須と言えます。
 

外壁塗装の寿命はどのくらい?

一般的には、外壁塗装の寿命は10年前後といわれていますが、使用される塗料や施工の品質、住宅の立地条件などによって大きく変わります。
例えば、シリコン系塗料なら10年程度、フッ素系塗料であれば15年程度もつとされることが多いです。

ただし、紫外線が強い地域や海沿い、風当たりが強い場所などでは劣化が早まるため、定期的に状態をチェックして最適なタイミングで塗り替えを検討する必要があります。

外壁塗装をおこなうべきタイミング

次に、外壁塗装を行うことが望ましいとされるタイミングについて解説します。
 

築年数と外壁塗装の目安

外壁塗装を行うおおまかな目安は、前回の塗り替えから10年程度とされています。
もちろん、実際には塗料の種類や施工環境によって前後しますが、築10年目あたりから一度専門家に点検してもらうと安心です。
もし小さな劣化症状が見られる段階で塗り替えをすれば、大規模な補修を避けられる可能性があります。
 

築10年目が重要な理由


10年という年月が経つと、外壁材や塗膜に細かな変化が現れやすくなります。
チョーキング現象や小さなひび割れなど、初期段階での劣化サインが見られる場合も多いです。 このタイミングで適切にメンテナンスすれば、外壁を再び10年近く保護できるため、住宅の寿命を伸ばし、後々の修繕費を抑えられるのが大きなメリットです。
 

外壁の劣化症状で判断する方法
 

外壁塗装は築年数だけでなく、実際の外壁状態によって行う時期を判断することが大切です。 以下に、代表的な劣化症状を紹介します。
 

チョーキング現象


外壁を手で触った際、粉状の塗料が付着する現象を「チョーキング」と呼びます。
これは塗膜が紫外線や雨風で分解され、粉状になって表面に現れているサインです。
チョーキングが見られる場合、保護機能が低下している可能性が高いので、早めの塗り替えを検討しましょう。
 

ひび割れ(クラック)


外壁やコーキング部分に細かいひび割れができることがあります。
軽微なもの(ヘアークラック)ならまだしも、深い割れや幅のあるクラックは雨水が内部に浸透する原因になり得ます。 早めに補修や塗り替えを行わないと、建物の構造自体に影響が及ぶリスクもあるため注意が必要です。
 

塗膜の膨れや剥離


塗膜が浮き上がったり、剥がれ落ちたりする現象も重大なサインです。
内部に水分が入り込むことで塗膜が膨れ、やがて剥がれるケースが多いです。 そのまま放置すると雨漏りの原因になる可能性が高いので、なるべく早く専門家に相談してください。


外壁塗装の先延ばしによって起こる問題

前述したような現象が起きているものの、 「まだ大丈夫かな」と放置していると、後々に様々な問題を起こします。
 

外壁の見た目がさらに悪くなる

チョーキングやひび割れなどの劣化が進むと、外観が一気に古びた印象になります。
せっかくのマイホームがくすんで見えるだけでなく、近隣からの印象も気になる場合があるでしょう。
早めに塗り替えを行えば、外観の美しさを保ちつつ、住宅の価値を維持できます。
 

外壁自体の劣化に繋がる

塗膜が劣化すると、外壁材そのものが雨水や紫外線にさらされやすくなります。
外壁材(サイディングやモルタルなど)が痛んでしまうと、塗装だけでは済まず、外壁材の貼り替えや大がかりな修繕が必要になり、費用も高額になる可能性があります。 塗装を先延ばしするほど、大きな補修が必要となりがちです。
 

雨漏りの原因になる

外壁や屋根の塗膜が剥がれると、水分が内部に侵入しやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。
雨漏りは天井や壁にシミやカビを発生させるだけでなく、建物内部の木材を腐食させることも。 やがてシロアリ被害や構造体の劣化へとつながり、住まいの安全性にも悪影響を及ぼしかねません。

【季節別】外壁塗装を行うメリット・デメリット

外壁塗装に最適な時期は、一般的には春と秋と言われていますが、実際にはどの季節でも工事は可能です。
ただし、気温や湿度、降雨量など気候条件によってメリット・デメリットがあるため、ここでは季節ごとの特徴を解説します。
 

春に外壁塗装をするメリット

春に外壁塗装を行うメリットは以下のとおりです。
  • ・気候が安定している →気温や湿度が程よく、塗料が乾きやすい
  • ・ 雨の少ない時期が多い →作用が中断されにくく、後期が安定しやすい
  • ・塗料の仕上がりが良好 →溶剤系塗料も水性塗料も、適度な温度で施工すると品質が高くなる。
ただし、新年度や引越しシーズンと重なり、業者が混雑している場合もあるため、早めの予約が望ましいです。
 

梅雨時期の注意点

梅雨時期の外壁塗装は以下の点に注意してください。
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  • ・雨が多く湿度が高い →塗料が乾きにくく、作業を頻繁に中断せざるを得ない。
  • ・工期が延びがち →雨天で進捗が遅れると、完成まで想定以上の日数がかかることがある。
梅雨入り前や雨の予報を見極めて、できる限り雨の少ない時期を狙うとスムーズです。 業者も天候によってスケジュールを変更する場合が多いため、こまめに連絡を取りましょう。
 

夏に外壁塗装をする際のポイント

次に、夏に外壁塗装を行う場合は以下のポイントに注意してください。
  • ・高温多湿がネック →塗料の乾燥が早い半面、強い日差しで塗膜が急激に乾くとムラが生じやすい。
  • ・熱中症対策が必要 →作業員が過酷な条件で作業するため、休憩時間を十分に確保しないと危険。
夏休みを利用して立ち合いがしやすい点はメリットですが、猛暑日には施工が進みにくい場合もあり、工期が延びる可能性があります。
 

秋がベストシーズンと言われる理由

秋は、一般的に外壁塗装を行ううえではベストシーズンであると言われています。 その理由は以下のとおりです。
  • ・気温と湿度が安定 →乾燥しすぎず、雨も比較的少ないため塗料の仕上がりが良い。
  • ・台風シーズンに注意 →秋は台風が発生しやすい時期でもあるため、台風情報をチェックしつつ工事スケジュールを調整する必要がある。
春と同様に施工条件が良いとされ、業者の繁忙期でもあるので早めに予約を入れるのがおすすめです。
 

冬の外壁塗装で気をつけること

冬に外壁塗装を行う場合には、以下のポイントに注意してください。
  • ・気温が低い →水性塗料の場合、気温が 5℃以下 だと施工が難しくなる場合がある。
  • ・日照時間が短い →乾燥に時間がかかり、工期が長くなる可能性が高い。
冬場は乾燥しやすく塗料の硬化が良好な一面もありますが、気温や日照を考慮して工事日程を慎重に組む必要があります。

外壁塗装の費用と工事期間の目安

外壁塗装の費用相場と、工事期間の目安を紹介します。
 

外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類(アクリル、シリコン、フッ素、無機など)や家の規模、施工面積、下地の状態によって大きく異なります。一般的な30坪程度の戸建住宅の場合、シリコン塗料でおおよそ70万~100万円前後が目安とされています。
フッ素塗料や無機塗料になると耐久性は高まりますが、費用もプラス数十万円かかることがあります。

その他、足場費用や高圧洗浄、養生などの諸経費が加算されるため、見積もりの内訳をしっかり確認し、複数の業者から相見積もりを取ると安心です。
 

工事にかかる日数の流れ

  1. 1.足場組立(1~2日) →安全に作業するための足場を設置。
  2. 2.高圧洗浄(1日) →汚れやホコリ、旧塗膜の一部を落とす。
  3. 3.下地調整(1~2日) →クラックや破損箇所の補修・コーキングの打ち直し。
  4. 4.下塗り・中塗り・上塗り(3~5日) →塗料を数回に分けて塗り、厚みと耐久性を確保。
  5. 5.足場解体・清掃(1日) →仕上がりを確認し、足場を撤去。
合計でおよそ1週間~10日程度が一般的ですが、天候や塗料の乾き具合、施工面積などによって変動します。

外壁塗装を成功させるための業者選びのコツ

外壁塗装を成功させるためには、適切な業者選びが何より重要です。 ここでは、業者の選び方及び、注意すべき業者の特徴を紹介します。
 

優良業者を見極めるチェックリスト

優良業者を見極めるうえでは、以下の項目をチェックしてください。
  1. 1.免許・資格の有無 →建設業許可や塗装技能士などの資格保有を確認。
  2. 2.実績や口コミ →過去の施工事例や口コミサイトでの評価をチェック。
  3. 3.工事内容や材料費、人件費、諸経費を詳細に提示しているか。 →工事内容や材料費、人件費、諸経費を詳細に提示しているか。
  4. 4.担当者の対応 →質問に対して丁寧かつわかりやすく答えてくれるか。
  5. 5.契約書や保証 →保証期間やアフターフォローの体制を明確に示しているか。
     

悪徳業者に注意!こんな営業トークに要警戒

反対に、下記のような営業トークをしてくれる業者には注意してください。
  • ・「今日契約すれば半額にします」 →急かして契約させる手口です
  • ・「今すぐ工事しないと家が大変なことになる」 →不安を煽り高額請求を狙っています
  • ・「見積もり不要、任せてください」 →正確な見積もりや契約書を出さない業者は危険
悪徳業者に引っかからないためにも、事前の情報収集と冷静な比較検討が欠かせません。

信頼できる業者を選んでタイミングよく外壁塗装を行おう

外壁塗装は、建物を美しく保ち、寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
特に築10年程度を目安に、ひび割れやチョーキング現象といった劣化サインがあれば、早めの塗り替えを検討する必要があります。
先延ばしすると外壁材の劣化や雨漏りなど深刻なトラブルを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

さらに、ベストシーズンとされる春や秋だけでなく、夏や冬でも施工可能なので、ライフスタイルや予算に合わせて適切な時期を選ぶと良いでしょう。 費用の相場は一般的に数十万円から100万円を超える場合もあり、塗料の種類や施工面積によって大きく変動します。
複数社から見積もりを取り、内訳をしっかり確認することが成功への第一歩です。
信頼できる業者選びも重要で、許可証や資格、口コミなどをチェックし、疑問点は事前に質問して不安を解消しましょう。
急な営業トークで不安を煽る業者や、見積もり内容が曖昧な業者には要注意です。

今こそ適切なタイミングで外壁塗装を行い、大切なマイホームを長持ちさせてください。

和歌山・大阪での外壁塗装なら大和建装へお任せください!お客様が不安に思う料金を分かりやすく設定し、追加料金が発生しない形でご提案させていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。
2025年03月03日 19:14

外壁塗装×ダークグレーで後悔しない!色選びのポイントも解説

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近年、外壁塗装のカラーとしてダークグレーを採用する住宅が増えています。
シックで高級感のある印象を与えられる一方、 「仕上がりが暗すぎないか」 「地味に見えないか」 など、施工後のイメージを巡って不安を持つ方も多いでしょう。

そこで本記事では、ダークグレーの魅力やメリット・デメリット、実際に塗装するときの注意点や色選びのコツまで詳しく解説します。
外壁をダークグレーにして後悔しないために、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

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代表

喜入 斗馬(キイレ トウマ)

《経歴》

大坂コンピューター専門学校卒業後、大手車販売会社に入社。その後、2019年11月に大和建装入社。
お客様見積提案及びお家の色のコーディネーターをしております。
youtube / Instagram

外壁塗装におけるダークグレーの魅力

外壁塗装においてダークグレーが注目されている理由を紹介します。
 

外壁塗装でダークグレーが人気な理由

ダークグレーの外壁は、一見クールで落ち着いた雰囲気を演出できるため、多くの方から支持されています。

特に、スタイリッシュなデザインの住宅やモダンな戸建てとの相性が良く、高級感がある印象を与えてくれるのが大きな魅力です。
周囲の色味とも調和しやすく、周辺環境と比べても浮きにくいため、住宅地でも違和感が少ないといえます。

もう一点、ダークグレーを選ぶ方が増えている背景として、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。 ホワイト系よりも埃や雨染みなどが目立ちにくく、ある程度の汚れなら気にならないケースが多いです。
 

ダークグレーのメリットとデメリット

ダークグレーには以下のようなメリット・デメリットが考えられます。

メリット
  • ・落ち着いた高級感: シンプルな外観にも映え、スタイリッシュな印象を与える。
  • ・汚れが目立ちにくい: ホワイトや明るいカラーに比べ、ホコリや雨垢などが気になりにくい。
  • ・多彩なコーディネートが可能: 屋根やサッシ、玄関ドアなどとの組み合わせ次第で、雰囲気をがらりと変えられる。

デメリット
  • ・暗くなりすぎる可能性: 光の当たり方によっては「地味」「圧迫感がある」と感じる人も。
  • ・熱を吸収しやすい: 濃い色は太陽光を吸収しやすいため、夏場に壁面が高温になりやすい。
  • ・退色が目立つ場合も: グレー系は経年による色の変化が顕著になることがあり、しっかりした塗料選びが重要。

ダークグレーの外壁塗装で知っておきたい注意点

外壁塗装にダークグレーを使う時に知っておくべき注意点を紹介します。
 

施工後に「地味すぎる」と感じるケース

ダークグレーは落ち着いた色味だけに、施工後に「思った以上に暗く、地味に感じる」という声があるのも事実です。
塗料見本やカタログで見る色と実際の仕上がりには、光の当たり方や周囲の反射などで差が生じることがあります。 イメージと違う結果にならないよう、見本板を屋外で試してみたり、カラーシミュレーションを活用したりする工夫が大切です。
 

周辺環境や景観との調和の重要性

住宅が建ち並ぶ地域や自然が豊かなエリアなど、周囲の景観とのバランスも無視できません
例えば、同じようなダーク系の外壁が多い地域では、さらにダークグレーを選ぶと重苦しい印象になる可能性が。

また、風景を一望できるような開けた場所では、ダークグレーが景観に溶け込みすぎて存在感が薄れることもあります。 周囲の建物や自然環境を考慮し、バランスの良い色選びを行いましょう。
 

塗料の種類による発色の違い

一口にダークグレーといっても、塗料の種類やメーカーによって微妙な色合いが異なります。
シリコン系、フッ素系、無機系など、耐久性や光沢度が変わるだけでなく、塗りたての色と乾燥後の色にも差が出る場合があるため要注意です。 見本板や試し塗りなどを確認して、自分のイメージ通りの発色になる塗料を選ぶようにしましょう。

ダークグレーの外壁塗装で成功するコツ

ダークグレーの外壁塗装を成功させるうえで意識してほしいポイントを紹介します。
 

色の組み合わせを考える

ダークグレーをメインカラーにする場合、サブカラーやアクセントカラーの選び方によって印象が大きく変わります。
同じダークグレーでも、玄関ドアや窓枠、屋根とのコーディネート次第で「モダン」「ナチュラル」「クラシック」など多様なスタイルが楽しめます。
 

ダークグレー×ホワイトでスタイリッシュに

外壁の大部分をダークグレーにし、玄関周りやサッシ、軒天などをホワイト系でまとめると、コントラストが生まれて洗練された印象になります。 白が差し色として光を反射してくれるため、「暗すぎる」イメージを抑えられるのがメリットです。
 

ダークグレー×ブラウンで温かみをプラス

木目調のブラウンやベージュ系の色を組み合わせると、ダークグレーのクールさに程よい温かみが加わります。
特に、ウッドデッキや玄関ドアなどにブラウン系を取り入れることで、自然素材感を活かしながら落ち着きのある外観に仕上がります。
 

ダークグレー×木目調で自然な雰囲気を演出

壁の一部や玄関周りに木目調パネルを貼り合わせるデザインも人気
ダークグレーと木目調の組み合わせはシンプルかつナチュラルな雰囲気を演出し、周囲の緑とも調和しやすいです。
 

ツートーンカラーの取り入れ方

建物の上下で色を分ける「ツートーンカラー」も、ダークグレー外壁の魅力を引き立てる方法です。
以下のようなパターンがよく採用されます。
  • ・1階をダークグレー × 2階をライトグレー →重厚感と開放感のバランス をとるデザイン。
  • ・1階をホワイト × 2階をダークグレー →上部のダークカラーが 建物を引き締める印象 を与える。
  • ・玄関周りのみ違う色を使用 →玄関をアクセント として際立たせるデザイン。
色が多すぎるとごちゃごちゃした印象になるため、2~3色までに抑えるのがコツです。

外壁塗装でダークグレーを選ぶ前に確認すべきこと

ダークグレーに決定する前に、以下のポイントをチェックしておくと後悔しにくいです。
 

カラーシミュレーションを活用する

塗料メーカーや塗装業者が提供するカラーシミュレーションを使えば、実際の住宅写真に近い形で色の仕上がりをイメージできます
光の当たり方や周辺環境を完全に再現できるわけではありませんが、複数の色合いを比較するには有効です。
スマホアプリやウェブツールも活用して、家の外観に合わせてみると良いでしょう。
 

塗料の耐久性とメンテナンス性

ダークグレーに限らず、外壁塗装で選ぶ塗料の耐久性はとても重要です。
シリコン、フッ素、無機など塗料ごとに耐用年数や価格が異なり、汚れの付きにくさや色あせの度合いにも差が出ます。

費用だけで決めず、メンテナンス性や長期的なコストも考慮して塗料を選びましょう。
 

近隣住民への配慮と景観ルール

家が建ち並ぶ住宅街や景観条例がある地域では、濃いめの色が街並みに合うか、あるいは規制に抵触しないかも確認が必要です。
また、極端に個性的な色を選ぶと周囲とのトラブルになりかねないため、事前に自治体や管理組合(分譲地の場合)に問い合わせたり、隣家にも意見を聞いたりすると安心です。

ダークグレー外壁を長持ちさせるためのメンテナンス方法

外壁塗装は仕上げたら終わりではなく、定期的なメンテナンスを行うことで、色あせや劣化を防ぎ、長持ちさせることができます。
 

定期的な高圧洗浄の必要性

ダークグレーはホコリや雨垢が目立ちにくいメリットがありますが、長期間放置すると頑固な汚れが蓄積する場合があります。
そこで、半年から1年に一度程度、高圧洗浄を行えば汚れを落とし、外観を美しく保つことができます。 塗膜が剥がれないよう、強すぎない水圧で行うか、専門業者に任せると安心です。
 

防汚性能を高める塗料の選び方

近年では、光触媒塗料や低汚染型塗料など、防汚性能に優れた製品が増えています。
こうした塗料を採用すれば、雨水で汚れが洗い流されやすくなり、ダークグレーの見た目をより長くキープできます。
初期費用は高めですが、長期的なメンテナンスコストを抑えられるメリットがあります。
 

劣化を防ぐための日々のチェックポイント

劣化を防ぐためには、日々以下のポイントを意識してみてください。
  • ・ひび割れや剥がれの有無 →早期に発見すれば部分補修で済む場合も多い。
  • ・コケやカビの発生 →湿気の多い場所は要注意。 →洗浄や防藻・防カビ塗料の検討も必要。
  • ・付帯部(雨樋やシャッターボックス)の状態 →ダークグレーの外壁に合わせて塗装している場合は、付帯部の劣化も併せてチェックする。

外壁塗装をダークグレーにするなら事前準備をしっかりと

外壁塗装にダークグレーを選ぶと、落ち着いた高級感を演出しつつ、汚れが目立ちにくいメリットが得られます。
しかし、光の加減によっては「暗すぎる」「地味になりすぎる」というリスクもあるため、カラーシミュレーションや色の組み合わせを十分に検討することが大切です。

また、施工後のメンテナンスや地域の景観との調和、塗料選びなど多角的に考えて決めると、後悔を少なくできます。

本記事を参考に、ダークグレーを活用した理想の住まいを実現してください。

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2025年02月26日 19:42

外壁塗装を30年していないとどうなる?リスクと必要性を徹底解説

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「外壁塗装は10年周期が目安」とはよく言われますが、実際には20年以上、あるいは30年以上も一度も外壁塗装をしていないという住まいも珍しくありません。
見た目が多少くすんでいても、特に雨漏りなどの大きなトラブルが起きていないと「まだ大丈夫かも」と思いがちです。
しかし、塗装を長期間放置すると、建物の耐久性や防水性能に深刻な影響が及ぶ可能性があります。
 
本記事では、外壁塗装を30年していない場合に考えられるリスクや劣化症状、また早めに対策するメリットなどを詳しく解説します。
大切なマイホームを長持ちさせるため、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

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代表

喜入 斗馬(キイレ トウマ)

《経歴》

大坂コンピューター専門学校卒業後、大手車販売会社に入社。その後、2019年11月に大和建装入社。
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外壁塗装を30年していない建物のリスク

それでは、外壁塗装をせずに30年家を放置した時に起こり得るリスクを紹介します。
 

建物の耐久性への影響

外壁塗装の大きな役割は、雨風や紫外線から建物を守ることです。
しかし、30年ものあいだ塗装を行っていないと、塗膜はほぼ劣化しきっている可能性が高いです。 塗膜が剥がれてしまったり、ひび割れが拡大したりすると、外壁材自体が直接ダメージを受けやすくなります。

結果として、構造体が腐食したり、雨水が内部に浸入してカビやシロアリ被害を招くなど、建物全体の耐久性が大きく損なわれることが考えられます。
 

修繕費用が高額になる

外壁塗装を行わずに放置すると、塗装だけでは対処できないレベルまで劣化が進むケースがあります。
こうなると、外壁材の貼り替えや下地部分の大掛かりな補修が必要となり、結果的に修繕費が高額になるリスクが高いです。
特に木造住宅の場合、木部が腐食してしまうと構造上の安全性にも影響し、大幅なリフォームを余儀なくされることも珍しくありません
 

外観の悪化による周囲への印象

外壁が30年も手付かずだと、色褪せや汚れ、コケ・カビの発生などで建物の見た目は大幅に損なわれます。
周囲からは「老朽化した家」と思われたり、近隣住民との印象にも影響する恐れがあります。

また、将来的に売却や賃貸を考えている場合、外観の印象が悪いと資産価値が大きく下がる可能性が高いです。

外壁塗装を30年しないまま放置するのは危険?

次に、外壁塗装を行わずに30年経ったときの危険性について解説します。
 

【外壁材別】外壁塗装の耐用年数目安

外壁塗装が必要な時期は、外壁材の種類や塗料の品質、建物の立地条件によって変動します。
下記の表は一般的な耐用年数の目安ですが、30年を超えてメンテナンスをしていない状態はどの外壁材にとっても危険といえます。
外壁材の種類 塗装の耐用年数目安
モルタル外壁 10~15年
サイディング外壁 10~15年
タイル外壁 10~20年(塗装不要の場合もあるが、目地のコーキングは定期的にメンテナンスが必要)
 

塗料の劣化が進むとどうなるか

塗料が経年劣化でチョーキング現象(粉化)を起こすと、防水性能や耐候性能は著しく低下します。
そのままの状態が長く続けば、外壁材が直接紫外線や雨水にさらされることになり、ひび割れや剥がれが拡大しやすくなります。

最終的に雨漏りや構造躯体へのダメージにつながる恐れが高まるため、30年間も塗り替えがないのは極めて危険と言えます。

外壁塗装を30年間していない場合の劣化症状

具体的な劣化症状についても見ていきましょう。
 

チョーキング現象:塗料の粉化

外壁を手で触れたとき、チョークのような白い粉が付着する現象を「チョーキング」と呼びます。
塗料の主成分が分解され、表面に粉が浮き出てきた状態で、防水性能や耐候性能が大幅に低下しているサインです。
30年放置していれば、このチョーキングが深刻化している可能性が非常に高いでしょう。
 

外壁の色褪せや変色

紫外線や雨風の影響で、色あせや変色は避けられません。
特にダークカラーや原色系の塗料は色褪せが目立ちやすく、30年間ノーメンテナンスであれば、当初の色とは全く異なる状態になっているかもしれません。 美観を保ちたいなら、塗り替え時期を逃さないことが重要です。
 

ひび割れや剥がれ:水分の侵入リスク

長期間塗装を行わないと、外壁材にひび割れ(クラック)が生じやすくなります。
さらに塗膜が剥がれると、そこから雨水が侵入し、内部の木材や断熱材が腐食するリスクが高まります。 こうしたダメージは見た目で確認しにくい場合も多く、発覚時にはすでに大規模な修繕が必要なケースもあるため要注意です。
 

コケやカビの発生:健康リスクへの影響

湿気の多い場所や日当たりが悪い部分には、コケやカビが生えやすくなります。
コケやカビは見た目の問題だけでなく、胞子が室内に入り込むとアレルギーの原因になることもあります。

さらに、外壁表面を痛めて剥がれやひび割れを助長することもあるため、定期的な塗装と洗浄で予防が必要です。
 

シーリング材の劣化:防水性能の低下

サイディングボードの目地や窓サッシ周りに使われるシーリング材(コーキング)は、紫外線や雨風で硬化・ひび割れが進み、弾力が失われます。 この部分の劣化を放置すると、外壁と外壁材の隙間から雨水が浸入しやすくなり、内部の腐食や雨漏りの原因になります。

30年ノーメンテナンスであれば、シーリング材が完全に機能を失っていても不思議ではありません。

外壁塗装を30年していない場合の対策方法

外壁塗装を30年間せずに放置してしまったのであれば、なるべく早く対策をする必要があります。
ここでは、具体的な対策の方法を紹介します。
 

外壁塗装業者に診断を依頼する

建物の状態が不安な場合は、プロの業者に現地調査を依頼するのがベストです。
無料診断を行っている塗装業者も多く、劣化箇所や必要な補修内容を細かく把握できます。
特に、ひび割れや剥がれが目立ち始めたら放置せず、早めに専門家のアドバイスを受けてください。
 

外壁材や塗料の種類を見直す

30年塗装なしで問題が起きている場合、今後のリフォームでは耐久性や防水性に優れた外壁材や塗料を検討すると良いでしょう。
サイディングからタイルに変更する、フッ素や無機系の高耐久塗料を採用するなど、予算に合わせて最適な選択肢を探すのがおすすめです。
 

補修・全面塗り替えの必要正を判断する

部分的な補修で済むのか、全面的に塗り替えや外壁材の交換が必要なのかは、建物の状態次第です。
例えば、下地が腐食している場合や大規模なクラックがある場合は、塗装だけではカバーしきれないケースも
業者と相談しながら、最適な工法と予算を考慮した計画を立てましょう。

【状況別】外壁塗装の費用シミュレーション

外壁塗装を行ううえで、多くの人が気になるのが費用面です。
ここでは、定期的に家のメンテナンスを行った場合と、30年放置してしまった場合に分けて目安となる費用を解説します。
 

定期的にメンテナンスを行った場合のコスト

おおよそ10年ごとに塗り替えを行う場合、1回あたり50万~100万円程度(30坪ほどの木造住宅を想定)が一般的です。
このペースでメンテナンスをするなら、20年、30年たっても大掛かりな補修が不要で、合計コストは抑えられます

また、塗装サイクルが明確だと資産価値の維持にもつながりやすいです。
 

30年間放置した場合の修繕費用

外壁塗装を30年間まったく行わないと、塗装では間に合わず、外壁材の張り替えや部分的な躯体補修が必要になるリスクが高まります。
この場合、工事費は軽く100万円を超える可能性があり、場合によっては数百万円にのぼることも。

更に、雨漏り対策として内部まで修繕する必要が生じると、リフォーム費用は一気に跳ね上がります

外壁塗装の重要性とメリット

30年外壁塗装を行わず放置することのリスクはご理解いただけたと思います。
次は外壁塗装の重要性とメリットを紹介します。
 

建物を長持ちさせるための防水効果

外壁塗装の最大の目的は、防水性能を維持して建物内部への水分侵入を防ぐことです。
雨水や湿気が構造体に触れるのを防ぎ、腐食やシロアリ被害を未然に防いでくれます
 

美観を保つことで資産価値を維持

外壁が綺麗な家は印象が良く、将来的な売却や賃貸の際にも高評価を得やすいです。 「外壁の色あせや剥がれがない」という点は買い手や借り手に安心感を与えるため、資産価値を損なわないためにも塗装は定期的に行うことが重要です。
 

メンテナンスによるトータルコストの削減

放置して大規模修繕が必要になるよりも、こまめな塗り替えで外壁を保護するほうがトータルコストを抑えられます。
大きな工事にならない分、施工期間も短く、家計や日常生活への負担も減るというメリットがあります。

30年放置は危険、外壁塗装で家を守ろう

外壁塗装を30年間しないで放置すると、塗料の劣化が進み、防水性能が失われたり、外壁材そのものが痛んだりと、深刻なトラブルを招きかねません。
塗膜が剥がれやひび割れが発生すれば、雨水が内部に浸透して建物の耐久性が大きく損なわれ、結果的に高額な修繕費が必要になる可能性が高いです。

一方で、適切なタイミングでの塗り替えやメンテナンスを行えば、建物の寿命を延ばし、美観と資産価値を守ることができます。
外壁材や塗料を見直し、信頼できる業者に相談して計画的にメンテナンスを行うことで、安心で快適な住まいを保つことができるでしょう。
外壁塗装を先延ばしにしてきた方も、今が最適なタイミングかもしれません。

早めに行動し、大きなリスクを避けましょう。

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2025年02月26日 19:17

外壁塗装のメリットとは?放置するデメリットと合わせて徹底解説

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外壁塗装は家を守り、見た目を美しく保つために欠かせないメンテナンスです。
しかし、 「どんなメリットがあるのか」 「塗装を先延ばしにするとどうなるのか」 と疑問に思う方も多いでしょう。

本記事では、外壁塗装の必要性と目的から、塗装を行うメリットと放置するデメリットまで詳しく解説します。
さらに、外壁塗装を成功させるポイントやよくある質問にも触れていますので、後悔のないリフォームを目指す方はぜひ参考にしてください。

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喜入 斗馬(キイレ トウマ)

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大坂コンピューター専門学校卒業後、大手車販売会社に入社。その後、2019年11月に大和建装入社。
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外壁塗装の必要性とその目的

まずは「なぜ外壁塗装を行う必要があるのか」を解説します。
 

外壁塗装の役割とは?

外壁塗装の大きな役割は、建物を雨や紫外線などの外部環境から守ることです。
塗膜がクッションのように働き、外壁材が直接ダメージを受けにくくするため、家全体の耐久性や防水性を保ちやすくなります。

また、外壁のデザインや色合いは、住宅の印象を大きく左右するため、外観を美しく見せる意味でも大切な工程です。
 

外壁塗装が家に与える4つの効果

外壁塗装が住宅にもたらす4つの効果があります。
  1. 1.防水性の確保 →雨水や湿気をシャットアウトし、内部への浸水を防ぐ。
  2. 2.遮熱・断熱効果 →遮熱性能のある塗料を使用すると、室温の安定 に寄与する。
  3. 3.美観の維持 →色あせや汚れを一掃 し、住宅の印象を刷新できる。
  4. 4.劣化の予防 →塗膜による保護層 が、経年劣化を遅らせ、建物の寿命を延ばす。
これらの効果を最大限発揮するためには、定期的に適切なタイミングで塗装を行うことが不可欠です。

外壁塗装を行うメリット

それでは次に、外壁塗装を行うメリットを紹介します。
 

①建物の寿命を延ばす

外壁塗装で新たな塗膜を形成することにより、建物が受ける雨や紫外線などのダメージを軽減できます。

結果として、外壁材や内部構造の劣化を抑え、建物全体の寿命を大幅に延ばすことが期待できるのです。 定期的な塗り替えを行うほど、外壁や下地の状態を良好に維持でき、トータルで見た場合の修繕費用も抑えられるでしょう。
 

②美観を向上させ、住まいの印象を刷新

色あせや汚れが目立ってきた外壁を新しく塗装すると、まるで新築のような美観を取り戻せます。
色やデザインを変えることで、自宅の雰囲気をガラリと変えることも可能です。

また、外観がきれいになると、家に対する愛着や満足感が高まり、周囲からの印象も良くなります。
 

③機能性の向上

近年では、遮熱塗料光触媒塗料断熱効果のある塗料など、多様な高機能塗料が開発されています。
これらを使うと、夏場の室内温度の上昇を抑えたり、汚れを雨で洗い流すセルフクリーニング効果が得られる場合があります。 外壁塗装を単なるリニューアルとして捉えるだけでなく、機能向上の機会として考えると、快適な住環境を目指せるでしょう。
 

④資産価値を守る

外観の状態は、中古住宅の売却価格や評価額にも大きく影響します。
定期的に塗装を施している住宅は、見た目の美しさだけでなく、構造的なメンテナンスが行き届いている証拠ともなり、査定にもプラスに働くことがあります。

将来的に住宅を売却・賃貸する可能性があるなら、外壁塗装を怠らないことは重要な投資と言えるでしょう。

外壁塗装を放置するデメリット

反対に、外壁塗装を行うことなく家をそのまま放置した場合に起こるリスクについても紹介していきます。
 

①劣化による建物本体のダメージ

塗膜がはがれたり、クラック(ひび割れ)が放置されたりすると、雨水や湿気が外壁材に浸透しやすくなります。
そうなると、建物内部の木材や断熱材が湿気で傷み、カビや腐食が進行する恐れがあります。 結果として大掛かりな補修工事が必要となり、余計な費用や時間がかかってしまうかもしれません。
 

②修繕費用の増加

小さな劣化症状の段階で塗り替えを行えば、比較的安価かつ短期間で対策が可能です。
しかし、状態を放置して被害が拡大すると、外壁材自体の交換や内部の防水処理など、大規模なリフォームが必要になり費用も高額化します。 長期的に見れば、定期的な塗装によって余分なコストを抑えることが重要です。
 

③防水性の低下による雨漏りリスク

塗膜が劣化すると防水性能が著しく低下し、雨水が住宅内部に侵入しやすくなります。
雨漏りが起きると、シミやカビ、内部腐食など二次的な被害が広がるため、住環境が悪化するばかりか健康面にも影響が及ぶ可能性があります。
 

④資産価値の低下

外壁に汚れやひび割れが目立つ家は、見た目の印象が悪く、売却や賃貸の際にマイナス評価となりやすいです。
また、劣化が進んだ建物は、買い手や借り手から見ても「修繕が多そう」「メンテナンス不足の家なのでは」と不安を与える要因になりかねません。

外壁塗装を成功させるためのポイント

外壁塗装を成功に導くには、これから紹介する4つのポイントを意識してください。
 

適切なタイミングで行う

一般的には、前回の塗装から10年程度が経過したら点検をするのが目安とされています。
ただし、使用した塗料の種類や建物の立地条件(海辺や高温多湿の地域など)によって劣化速度が異なるため、定期的にひび割れやチョーキング現象(手で触れると粉が付く)をチェックしましょう。
 

塗料の選び方

塗料にはアクリル系、シリコン系、フッ素系、無機系など様々な種類があり、それぞれ耐久性や価格、機能(遮熱・断熱など)が異なります。
費用だけでなく、求める性能やメンテナンス頻度などを総合的に考慮して選ぶことがポイントです。

また、カラーバリエーションの豊富さや、塗料メーカーの保証制度も確認しておくと安心です。
 

信頼できる業者を選ぶ

外壁塗装の成功は、施工業者の技術力や信頼性に大きく左右されます。
複数の業者に見積もりを取り、施工事例や口コミをチェックし、価格や保証、担当者の対応などを比較しましょう。 いい加減な下地処理や養生を行う業者に当たってしまうと、後で剥がれや不具合が起きる可能性が高まるため注意が必要です。

外壁塗装に関してよくある質問

外壁塗装を検討している方からよく寄せられる質問と、それに対する回答は以下のとおりです。
 

外壁塗装のタイミングはどれくらい?

先述の通り、一般的には10年前後が目安とされていますが、 以下のサインがあれば早めの塗り替えを検討しましょう。
  • ・塗膜の剥がれ
  • ・ひび割れ(クラック)
  • ・チョーキング現象
  • ・カビや藻の発生
築年数や使用塗料、建物の環境によっても変わるため、定期的な点検を受けることがおすすめです。
 

外壁塗装にかかる費用の目安は?

使用する塗料や建物の規模によって変動しますが、30坪程度の戸建て住宅でシリコン系塗料を使う場合、50万円~100万円程度が相場とされています。 足場の有無や高圧洗浄、下地補修の範囲などで費用が上下しますので、詳細な見積もりを複数社から取って比較すると良いでしょう。
 

DIY塗装と業者依頼の違いは?

DIYでの塗装は材料費を抑えられるものの、足場や塗料の選定、下地処理など専門的な知識が必要で、失敗すると追加の補修が必要になるリスクがあります

一方、業者に依頼すれば、プロのノウハウで高品質の仕上がりが期待でき、保証やアフターサービスも受けられます。
大切な家の寿命を左右する工事であるため、費用対効果を考慮して慎重に判断しましょう。

外壁塗装のメリットを最大化するために

外壁塗装は、家を雨風や紫外線から守り、見た目を美しく保つ重要なメンテナンスです。
適切なタイミングで塗装を行えば、建物の寿命を延ばし、防水性や断熱性などの機能性も向上させられます。

しかし、塗装を放置して劣化を進行させると、建物自体のダメージや修繕費の増加、資産価値の低下といった深刻なデメリットにつながる可能性が高いです。

また、外壁塗装を成功させるには、以下のポイントが欠かせません。
  • ・塗装時期を見極める(築10年前後を目安に点検)
  • ・適切な塗料を選ぶ(耐久性や機能性、費用を考慮)
  • ・信頼できる業者を選定する(見積もり比較や口コミチェック)
外壁塗装のメリットを最大限引き出し、安心と満足を得られるリフォームを実現しましょう。

和歌山・大阪での外壁塗装なら大和建装へお任せください!お客様が不安に思う料金を分かりやすく設定し、追加料金が発生しない形でご提案させていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。
2025年02月19日 19:28

外壁塗装のコーキングとは?役割や業者に騙されないための注意点

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外壁塗装には、塗装だけではなくコーキングと呼ばれる工程も含まれています。コーキングは建物の見た目や寿命を左右すると言っても過言ではない、重要な工程の一つです。どのような役割があるのか把握しておくと、丁寧に工事されているかどうかがわかるでしょう。

今回は、外壁塗装におけるコーキングの役割について詳しく解説します。費用相場や耐用年数、失敗しないためのポイントも紹介するので、コーキング工事を検討している方は参考にしてください。

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喜入 斗馬(キイレ トウマ)

《経歴》

大坂コンピューター専門学校卒業後、大手車販売会社に入社。その後、2019年11月に大和建装入社。
お客様見積提案及びお家の色のコーディネーターをしております。
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コーキング(シーリング)とは

コーキング(シーリング)とは、隙間や目地を埋める工事のことを指します。気密性や防水性を備えた液体を隙間に充填して、雨水や汚れが侵入しないように防ぐ役割があります。

他にも、衝撃や摩擦などを吸収する機能も持ち合わせています。おもに外壁や窓まわり、配管などにある隙間に施されるのが一般的です。

コーキングとシーリングの違いについて

結論、コーキングとシーリングに大きな違いはありません。どちらも「隙間を埋める」点では同じです。業者によって呼び方が捉え方が異なることもありますが、基本的には同じ工事内容であると考えても問題ないでしょう。 ただしJIS(日本工業規格)では厳密な違いとして、以下のように規定されています。
 
  • ・シーリング材:構造体の目地、間げき(隙)部分に充てん(填)して防水性、気密性などの機能を発揮させる材料。
  • ・油性コーキング材:展色材(天然油脂、合成油脂、アルキド樹脂など)と鉱物質充てん(填)剤(石綿、炭酸カルシウムなど)を混合して製造したペースト状のシーリング材。相対変位の小さな目地のシールに使用される。
(※参考)JIS K6800:1985「接着剤・接着用語」

外壁塗装におけるコーキングを行う際は、依頼先である塗装業者にどのような工事内容なのか確認するとよいでしょう。

コーキングで行う工事内容

コーキング工事は、建物の防水性や気密性を保つために必要な工事です。とくにサイディングボードやALCなどパネルで建てられた家は、コーキング工事を施さないと隙間から雨水や汚れが浸入します。

コーキング工事の方法としては、おもに「打ち替え」と「増し打ち」の2種類です。 打ち替えとは、既存のコーキング材を撤去してから新しいコーキング材を充填する施工方法です。コーキング材が一新されるため、耐用年数がリセットされるメリットがあります。

一方の増し打ちとは、既存のコーキング材を残した状態で上から新しいコーキング材を充填する施工方法です。多くの場合は打ち替えをしますが、部分的に増し打ちが適している場合もあります。たとえば窓やドアなどのサッシまわりは、増し打ちが適しています。

打ち替えようとカッターで切り込みを入れた結果、奥にある防水紙まで切ってしまうと雨漏りを引き起こす危険性が高まるからです。 どちらの施工方法が採用されるかは外壁の状態で決まるため、塗装業者に聞いてみましょう。

コーキング材が使用される場所

外壁塗装においてコーキング材が使用される場所は、大きく3箇所あります。
  • ・サイディングボード同士の隙間
  • ・窓枠まわり
  • ・パイプや雨樋まわり
     
基本的に雨水や汚れが侵入しやすい隙間に、コーキング材が使用されます。外壁材同時の隙間や窓枠まわりと外壁材との隙間は、最も雨水や汚れが侵入しやすい箇所です。コーキング材でしっかり隙間を埋めれば、汚れの蓄積や下地の劣化を防ぎ、長持ちする外壁になるでしょう。

外壁におけるコーキングの役割

外壁におけるコーキングには、おもに4つの役割があります。具体的な役割を把握すれば、悪徳業者に騙されにくくなります。ここで一つずつチェックしていきましょう。
 

ひび割れ防止・緩衝(かんしょう)

コーキングには隙間を埋める役割があるため、ひび割れが起きたら隙間に充填します。隙間を埋めることで雨水や汚れが内部に浸入するのを防ぐため、建物の寿命にも大きく影響するでしょう。またコーキング材には弾力性や伸縮性が備わっており、外壁材の緩衝対策にも役立ちます。
 

雨水対策

継ぎ目や目地などの隙間をコーキングで埋めることで、建物内部への雨水の浸入を防ぎます。雨水が浸入すると下地や躯体などが腐食したり建物内部に湿気がこもったりするため、建物にとっては悪影響な現象です。

雨水から建物を守るためには、しっかりとコーキング工事を施す必要があります。コーキング材の耐用年数や劣化症状に応じてメンテナンスすれば、耐久性が維持されて建物の寿命がのびるでしょう。
 

サイディング・ALCパネルの隙間を埋める

コーキングのメイン工事ともいえるのが、サイディングやALCパネルなどの外壁材同士の隙間を埋めることです。パネル状の外壁材で建てられた家は、必然的に継ぎ目が存在します。

パネル状の外壁材は気温の変化や振動などで緩衝し合ってしまうことがあるため、このようなケースには弾力性の高いコーキング材を使用します。

弾力性の高いシーリング材であれば衝撃を吸収してくれるため、緩衝による破損を防ぐのにも効果的です。定期的に打ち替える必要がありますが、適切にメンテナンスすることで外壁材の破損を防ぎます。
 

外壁の補修

コーキングは、外壁材同士の隙間や窓枠まわりだけの補修に留まりません。外壁の表面は常に雨風や紫外線の影響を受けているため、外壁材自体にひび割れが起きることもあります。

軽度のひび割れだったり数が少なかったりする場合は、応急処置としてコーキング工事が役立ちます。ひび割れのまま放置すると隙間から雨水や汚れなどが浸入しますが、コーキングで隙間を埋めれば、内部の腐食を防げるでしょう。

コーキング工事の費用相場

コーキング工事にかかる費用は、施工方法によって変動します。 

 

施工方法 

費用相場 

打ち替え 

900~1,200円/m 

増し打ち 

500~900円/m 

 

打ち替えの場合は、上記の費用に別途撤去費として1〜3万円かかることも視野に入れておきましょう。増し打ちのほうが費用を抑えられる傾向にありますが、どちらの施工方法が適しているかは、現場の状況や補修箇所によって異なります。

まずは現場を見てもらった上で見積もりを依頼し、工事プランを提案してもらいましょう。 

コーキングの耐用年数

コーキング材の耐用年数は、10年が目安です。樹脂でできている充填材のため、一定の年数を超えると劣化が目立ってきます。劣化すると縮んで隙間ができたり亀裂が入ったりするため、適切なタイミングで補修することが大切です。

コーキング材と一口に言っても種類はさまざまなので、以下に種類別の耐用年数をまとめました。 

 

コーキング材の種類 

耐用年数 

変成シリコンコーキング 

7年 

ウレタンコーキング 

10年 

ポリウレタンコーキング 

15年 

 

コーキング材だけを補修するのはもちろん可能ですが、外壁塗装の周期と被る場合は同時に行うのがおすすめです。同時に行うことで塗料に適したコーキング材を採用できたり見た目がきれいに仕上がったりします。 

コーキング工事で失敗しないためのポイント

ここでは、コーキング工事で失敗しないために押さえておきたいポイントについて2つ紹介します。悪徳業者を見極める際にも役立つ内容のため、業者選びに役立てましょう。
 

地域密着型の塗装業者に依頼する

コーキング工事を業者に任せるなら、地域密着型の塗装業者に依頼しましょう。地域密着型の塗装業者は、長年地域に根付いて営業・施工をしてきた実績があるため信頼しやすいメリットがあります。

何かトラブルを起こしているのならば、地域密着型として活動し続けることは難しいといえます。今でも存在しているのは、近隣住民からの評判がよい証です。口コミや紹介で仕事を請け負っているケースがほとんどのため、親身になって丁寧に対応してくれるでしょう。
 

詳細な見積もりを出してくれる塗装業者に依頼する

コーキング工事における費用は、同じ内容であっても依頼する塗装業者によって異なります。コーキング材の仕入れ額や人件費、現場との距離などが業者によって変動するからです。

そのため、はじめから1社に決めず、複数の塗装業者から相見積もりをとることをおすすめします。相見積もりをとることで価格比較ができ、詳細に記載されているかどうかも確認できます。

詳細な見積もりを出さない塗装業者は、コーキング材の種類を偽ったり手抜き工事をしたりする可能性があるので注意しましょう。

外壁塗装のコーキングについてよくある質問

ここからは、外壁塗装におけるコーキング工事についてよくある質問に回答していきます。似たような悩みがあるかチェックし、不安を解消しましょう。

外壁塗装とコーキングはどちらを先に行いますか?

外壁塗装とコーキングのどちらを先に行うかは、塗料メーカーと塗装業者とで意見が分かれます。多くの塗料メーカーは、塗装してからコーキングすることをおすすめしています。

理由としては、伸縮性のあるコーキング材の上から伸縮性のない塗料を布塗すると、ひび割れが起きる可能性があるからです。 しかし、塗装業者の中には先にコーキングしてから塗装するケースも見られます。

これはコーキングの上から塗料を重ねることで、コーキングの劣化を遅めるためです。塗料の中には遮熱効果の高いものもあるため、重ね塗りすることでコーキングのデメリットをカバーしやすくなります。

また、どちらを先に行うかは、外壁の状態や使用する塗料などでも変わります。コーキングを行う際は、塗装業者と話し合った上で順番を決めましょう。
 

コーキングがひび割れる原因は何ですか?

コーキングにひび割れが起きるのは、おもに紫外線が原因です。紫外線を長く浴び続けるとコーキング材の伸縮性は低下します。伸縮性が低下すると地震やトラックなどの揺れに柔軟に対応できなくなり、ひび割れが起きやすくなるのです。

その他にも経年劣化でひび割れが起きることも少なくありません。ひび割れを放置すると隙間から雨水が浸入するため、早めに補修しましょう。
 

外壁塗装時のコーキングに雨が降っても大丈夫ですか?

コーキング工事は、雨が降っていないタイミングに行うのがおすすめです。コーキング材には防水性が備わっていますが、十分に乾くまでには時間を要します。乾燥させている最中に雨水が触れると、本来の機能性が最大限発揮されないおそれがあります。

コーキング工事を行う際は、できるだけ雨が降っていないタイミングで実施するようにしましょう。そのためにも、念入りに天気予報をチェックしていたり、スケジュールを柔軟に調整できたりする塗装業者に依頼するのがおすすめです。

外壁塗装のコーキングとは?まとめ

外壁塗装におけるコーキングとは、継ぎ目や目地などの隙間を液状のもので埋める工事のことです。外壁には至るところに隙間があり、一つずつ埋めないと雨水や汚れが浸入して建物内部を劣化させるおそれがあります。

コーキング工事を実施すれば建物内部へつながる隙間がなくなるため、建物全体の安全を確保しやすくなります。役割をしっかり理解して、建物を守れる外壁塗装をしましょう。

和歌山・大阪での外壁塗装なら大和建装へお任せください!お客様が不安に思う料金を分かりやすく設定し、追加料金が発生しない形でご提案させていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。
2024年12月24日 20:34

外壁塗装のDIYは足場なしでも出来る?安全性やコストについて解説

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外壁塗装をDIYでできないか考える方もいるでしょう。DIYで行えばコストカットできたり自分のペースで進められたりするので、メリットになる部分もあります。

しかし、外壁塗装には本来足場の設置が必要です。足場のない状態で行う場合は、リスクについてしっかり把握しておかなければなりません。

今回は、DIYで外壁塗装する際は足場なしでもできるのかについて徹底解説します。安全に行うための方法やDIYでかかる費用などにも触れているので、ぜひ参考にしてください。

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喜入 斗馬(キイレ トウマ)

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外壁塗装のDIYは足場なしでもできる?

結論、DIYで外壁塗装する際は、足場なしでもできます。ただし、すべて自己責任になるので注意しましょう。外壁塗装のような高所作業は、安全確保のために本来足場が必要です。

実際の現場で足場なしで外壁塗装する場面もありますが、塗装業者は現場の状況や塗装部分に応じて柔軟に足場の有無を判断しています。専門的な知識や技術、豊富な経験がない素人が足場なしで外壁塗装するとなれば、足元が安定せず、施工不良や怪我などにつながりかねません。

足場をDIYで組むことも可能ですが、素人が設置すると倒壊するおそれもあり危険です。 ここからは外壁塗装を足場なしでDIYする方法やメリット・デメリットを解説しますが、総合的に判断した上でDIYするかどうか決めましょう。安全面を重視する場合は、プロの塗装業者に依頼することをおすすめします。

外壁塗装を足場なしDIYで行う方法

外壁塗装を足場なしでDIYする場合は、ここで紹介する3つの方法を検討しましょう。
 

高い場所の塗装は長柄ローラーを使用する

手の届かない場所を塗装する際は、長柄ローラーを使用するのがおすすめです。手持ち部分が長いため、地上に足をつけながら高い位置を塗装できます。

長柄ローラーには「横塗り」と「縦塗り」があり、塗り方向に合わせて使い分けるのが一般的です。人によっては横塗り用の長柄ローラーが使いにくい場合もあるため、縦塗り用で代用したり姿勢を変えたりと工夫を凝らしましょう。
 

はしごを使って塗装する

足場なしで外壁塗装する場合は、はしごを使って高い位置を塗装しましょう。地上に足をつけた状態では、塗装できる範囲に限りがあるからです。はしごの長さにもよりますが、広範囲を塗装できるようになるでしょう。

ただし、はしごは安全性に欠ける部分があるため注意が必要です。建物に立てかけた状態だけでは不安定で、強風や物が当たることで倒れる可能性があります。

最悪の場合、はしごから転落して大きな怪我につながることも少なくありません。はしごを使う場合は支えてくれる人を用意し、細心の注意を払って行いましょう。
 

脚立を使って塗装する

はしごよりも安定性がある脚立を使うのも、DIYにおすすめな方法です。脚立は自立型のため、一人での作業にも向いています。高さのある脚立を用意するとなれば費用がかかりますが、塗装業者に依頼するよりもトータルコストは抑えられるでしょう。

ただし、足場と比べると安定性には欠けます。都度移動も必要なため、手間もかかります。足元の安全性や効率性を重視するなら、足場の活用がおすすめです。

自分で外壁塗装の足場を用意する方法

足場なしで外壁塗装をDIYするのが不安な場合は、自分で用意しましょう。足場の用意は自分で行うことも可能です。ここでは、2つの方法を紹介します。
 

足場の設置のみ外壁塗装業者へ依頼する

外壁塗装における足場の設置は、専門業者に依頼できます。足場の設置・解体だけでも請け負ってくれる専門業者は多く存在するため、組み立てが難しい場合はプロに依頼するとよいでしょう。相場としては20万円〜になります。

自分で組み立てるよりも費用はかかりますが、現場の状況に合わせて設置してくれるため、高い安全性を確保できます。足場に加えて飛散防止ネットや養生なども依頼すれば、近隣の建物や住民への被害を軽減できるでしょう。
 

資材を用意して自分で足場を組む

足場に必要な資材の購入、またはレンタルして自分で組む方法もあります。資材を用意するところから自分で行わないといけないため、運搬や組み立てなどの手間がかかります。

資材の保管場所も考えておかなければならないなど、一人ですべて担う場合は計画性が欠かせません。また足場の組み立てが不慣れだったり適切に行えなかったりすると、安定性に欠け、資材や人が落下する危険性もあります。

自分で足場を設置するよりも専門業者に依頼したほうが安全のため、前向きに依頼することを検討しましょう。

外壁塗装をDIYで行うメリット

ここでは、外壁塗装をDIYで行うメリットを2つ紹介します。
 

外壁塗装費用を大幅にカットできる

外壁塗装をDIYで行う大きなメリットは、費用を大幅にカットできることです。専門業者への依頼料や利益分などが省けるため、そのぶんコストを抑えられます。資材や道具などは自分で用意することになりますが、費用面だけ見ると依頼するよりも安く外壁塗装ができるでしょう。
 

業者との連絡が無く自由に進められる

DIYは自分のペースで進められる点もメリットといえます。業者との打ち合わせや連絡などをする手間がなくなるため、好きなときに好きなぶんだけ作業を進められます。完成まで時間はかかりますが、最後までこだわりをもって行えるでしょう。多忙で連絡する暇がなかったり、自分のペースで進めたい人に、DIYは向いています。

外壁塗装をDIYで行うデメリット

次に、外壁塗装をDIYで行うデメリットを6つ紹介します。
 

高所から落ちて怪我をしてしまう

外壁塗装でDIYするのがあまりおすすめではないといわれるのは、高所から落ちて大怪我をしてしまう危険性があるからです。専門業者であっても高所から転落するリスクはあるため、素人であればより危険性は高まります。

高所での作業は足場があったとしても足元のバランスは不安定です。その上で丁寧に作業するとなれば、神経をすり減らすことになります。高所から落ちると怪我だけではなく、後遺症が残ったり死亡したりとさまざまなリスクが起こりえます。
 

ご近所からクレームが入る

外壁塗装は、騒音やホコリが舞いやすい工事内容です。自宅だけではなく近隣の建物や住民にも迷惑がかかるため、しっかり対策をしないとクレームに発展します。

場合によっては、塗料が隣家の外壁に付着したり、はしごが倒れて外壁を破損させたりする可能性もあります。注意しながら作業を行っていてもトラブルに発展するケースもあるため、対処できない場合はDIYは難しいでしょう。
 

外壁の状態によって行うべき作業が異なる

外壁塗装は、ただ好きな色を塗るだけではありません。外壁の状態に合わせて作業内容を選定しないと、すぐに剥がれてしまいます。一例として、状態別の対処法を紹介します。
  • ・外壁の一部が破損:張り替えが必要
  • ・汚れが付着している:高圧洗浄機で汚れを除去
  • ・ひび割れや穴がある:下地処理を行う
     
外壁の状態に合わせて適切に作業内容を決めるには、専門的な知識や技術、経験が必要です。とくに古い外壁を塗装する場合は、適切に塗装しないと意味のない工事になるでしょう。
 

プロ目線でないと見抜けない外壁の欠陥がある

外壁の中には、目には見えない部分に欠陥が潜んでいることも少なくありません。そのため、素人目線では発見ができず、プロによる現場チェックが必要です。とくに雨漏りが起きている場合は、塗装よりも補修や張り替えなどをしなくてはならないかもしれません。外壁塗装の効果をしっかり得るためにも、欠陥を見逃さないようにしましょう。
 

市販の塗料は耐用年数が短い

DIYで外壁塗装するとなれば、塗料はホームセンターや通販などで入手することになります。近年は手軽に専門的な資材や道具などが入手できるようになりましたが、市販の塗料と専門家が取り扱う塗料には違いがあります。

市販の多くはアクリル塗料など、耐用年数の短いものがラインナップされています。安価のため費用を抑えられる点ではよいですが、高頻度に塗装しなければ美観や機能性を維持するのは難しいでしょう。しかし、耐用年数の長い塗料は市販では手に入りにくいのが現状です。
 

外観の美観性や家の寿命に悪影響が出やすい

外壁塗装は、外観の美観や家の寿命を大きく左右する重要な工事であると言っても過言ではありません。外壁に合う塗料でムラなく塗装しないと、美観や寿命は損なわれます。 適切に塗装するためには、外壁の状況や環境に応じて塗料や施工方法を決める必要があります。

これには専門的な知識や技術、さらには地域の特性についての理解などが必要です。DIYでは深いところまで考えて塗装することはないため、短期間で劣化するでしょう。長持ちする外壁にするには、プロによる塗装が欠かせません。

外壁塗装のDIYについてよくある質問

ここでは、外壁塗装のDIYについてよくある質問に回答していきます。
 

外壁塗装をDIYで行う場合の費用はいくらですか?

外壁塗装をDIYで行う場合は、20〜50万円ほどの費用でまかなえるでしょう。塗装業者への依頼料や資材の運搬費、諸経費などがかからないため、そのぶん安く外壁塗装ができます。 ただし、1からすべて用意しなければならないため、かなりの労力を必要とすることは念頭においておきましょう。
 

外壁塗装は一人でもできますか?

外壁塗装を一人で行うことは、状況によっては可能です。手が届く範囲内での塗装であれば一人でも行えますが、はしごや脚立が必要な場面には二人以上で行うのが望ましいでしょう。一人では、はしごや脚立を支えながら作業するのが難しいからです。安全面を確保するためにも、誰かに支えてもらった上で高い位置を塗装するようにしましょう。
 

外壁塗装のDIYは失敗しますか?

DIYで外壁塗装すると、失敗する可能性が高くなります。一見、塗装は簡単そうに見えますが、専門的な技術や長年の経験がなければきれいに仕上げるのは難しい工事内容です。そのためDIYすると色ムラや塗りムラが起きやすくなり、見た目が悪くなるのはもちろん、短期間で剥がれが起きる可能性もあります。

剥がれが起きれば劣化が早まるため、長い目で見てもプラスに働くことはないでしょう。 また外壁塗装の色選びにも、専門的な知識が必要です。色選びに失敗すると「イメージと違った」「景観に馴染まなかった」など後悔することになるでしょう。

DIYする上で十分な知識や技術、道具や資材などを準備できない場合は、はじめから塗装業者に依頼するのがおすすめです。

外壁塗装のDIYは足場なしでも出来る?まとめ

外壁塗装のDIYは足場なしで行うのは、安全面や仕上がりなどの観点からあまりおすすめできません。DIYする場合はすべて自己責任となるため、塗装の仕上がりが悪くなったり近隣トラブルに発展したりしても、自己対処する必要があります。

足場なしで外壁塗装のDIYをするのは、さまざまなリスクが生じます。費用やトラブル、安全面など総合的に判断すると、はじめから経験豊富な塗装業者に依頼するのがよいでしょう。

和歌山・大阪での外壁塗装なら大和建装へお任せください!お客様が不安に思う料金を分かりやすく設定し、追加料金が発生しない形でご提案させていただきます。

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2024年12月24日 20:01

外壁塗装の色選びでよくある失敗は?対策方法とおすすめの色を紹介

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外壁塗装の色選びは簡単そうに見えて難しいものです。色によって与える印象が異なるのはもちろん、時間帯や周囲の雰囲気によってイメージしていた色とは違う見え方をすることも少なくありません。外壁塗装は数年ごとに行う工事のため、なるべく色選びの失敗は避けたいところです。

今回は、外壁塗装の色選びで失敗するおもな理由や対策方法について解説します。納得のいく色を選んで、後悔のない外壁塗装をしましょう。

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外壁塗装の色選びで失敗したことランキングTOP5

ここではランキング形式で5つの失敗例を紹介します。外壁塗装における色選びで失敗する人は多く存在します。実際にどのようなことで失敗したと感じているのでしょうか。
 
  1. ・汚れが目立つ
  2. ・仕上がり後の色味がイメージと違った
  3. ・見た目がおしゃれではない
  4. ・景観に馴染んでいない
  5. ・色褪せが目立つ
     
最も多かったのは、汚れが目立つ色を選んでしまったこと。外壁は雨風や紫外線によって汚れが付着し、雨が降っただけでは洗い流せなくなることも少なくありません。こまめに掃除すれば美観を維持できますが、あまり手をかけられない場合は、汚れが目立ちにくい色で塗装するのがおすすめです。

ほかにも「イメージと違った」「見た目がおしゃれではない」などの失敗例もあります。外壁塗装の色選びはハードルが高いと言っても過言ではないため、プロにアドバイスをもらうのがよいでしょう。

外壁塗装の色選びで失敗してしまう理由

ここでは、考えられる2つの理由を紹介します。ここで理由をチェックし、対策を練りましょう。
 

現物で仕上がりを確認できない

外壁塗装は、塗装を終えるまで仕上がりを確認できません。洋服のように試着してイメージと照らし合わせができれば失敗するリスクが軽減されますが、外壁塗装においては試し塗りができません。

外壁の立地や光の当たり加減、表面の凹凸やシルエットなど、外壁の状況によって色の見え方は異なるため、色見本の色味が忠実に再現されることはほとんどありません。そのため、色見本と仕上がり後とのイメージギャップに驚くケースは意外と多いものです。
 

経年変化の予測が困難

外壁塗装は雨風や紫外線などの影響を受けて、年々劣化していきます。経年劣化すると色褪せや汚れが目立ち、塗りたて時よりも美観が損なわれることも少なくありません。経年劣化を予測するのは、色選びよりも難しいことです。

実際に経年劣化の進み具合や起こる現象は、現場の状況によって変わります。色選びの段階で経年劣化を視野に入れて考えるケースはあまりありません。そのため、経年劣化が目立ってきたタイミングで「色選びに失敗した」となるケースは多く見られます。

外壁塗装の色選びでよくある失敗

ここでは、外壁塗装の色選びでよくある失敗例を紹介します。失敗例をチェックして、対策につなげましょう。
 

選んだ色と実際に仕上がりが違った

「選んだ色と実際に塗装された色味が違う」ということは、外壁塗装においてよくある失敗例です。外壁塗装で色見本の色味を100%再現することは難しいとされています。外壁の色は時間帯や景観の雰囲気、外壁材の種類によって見え方が変わってくるからです。

また、色見本で見たときは素敵な色と思っていても、広い面積に塗装すると圧迫感が生まれて、想像と違う仕上がりに感じることも珍しくありません。よくある失敗例とわかっていても、実際に塗装しないと正解がわからないのが外壁塗装の難点です。
 

サイディングが安っぽい色になってしまった

サイディングボードにもともと木目調やレンガ調などのデザインが施されており、その上から塗装した結果安っぽい印象になってしまったケースもあります。おしゃれなデザインで見慣れてきたため、単色で塗りつぶすと物足りなさが生まれ、安っぽいと感じることも少なくありません。

以前と同様、もしくはそれ以上のデザイン性を求めて塗装する場合は、色選びにはより一層力を入れる必要があるでしょう。
 

汚れが目立ちやすい色を選んでしまった

好きな色やおしゃれになる色を選んだ結果、汚れが目立ちやすい外壁に仕上がったという失敗例もあります。実は色によって汚れが目立ちやすい・目立ちにくいものがあるため、選ぶ際は注意が必要です。

塗り立て時はきれいに見えていても、汚れが目立ちやすい色を採用すると時間が経つにつれて美観が損なわれていくでしょう。美観を長く維持したい場合は、機能性にも目を向けることをおすすめします。

色味がご近所との外観と合わなかった
 

外壁塗装後がご近所との外観に合わず浮いてしまったという失敗例も少なくありません。家の所有者は自分自身のため、基本的には好きな色を選んでも問題ありません。しかし、住宅密集地に建っている場合は、街並みにも配慮して色選びすることも大切です。

地域によってはガイドラインが設けられており、禁止にしている外壁カラーもあります。これから外壁塗装する場合は、一度地域のガイドラインをチェックしておくとよいでしょう。

外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント

ここからは失敗例をもとに、効果的な対策方法を6つ紹介します。ポイントを押さえて、理想的な外観を実現しましょう。
 

A4サイズ以上のカラーサンプリングで色味を確認する

まずは、A4サイズ以上のカラーサンプリングで色味を確認しましょう。通常のサンプル帳は小さく、面積効果によるイメージギャップを防ぐのは難しくなります。面積効果とは、同じ色でも面積の大きさによって色が明るく見えたり暗く見えたりする現象のことです。

外壁という大きい面積に色を付ける場合は、とくに面積効果に配慮して色選びをしないと失敗しやすくなります。 小さいサンプル帳では、艶の有無や表面の凹凸などがうまくわかりませんが、大きいサンプル帳であればチェックがしやすくなります。色を選ぶときは、必ずA4サイズ以上のカラーサンプリングを活用して確認しましょう。
 

ご近所の外壁のカラーを参考にする

カラーサンプリングだけでは限界があるため、できればご近所の外壁カラーを参考にするのもおすすめです。実物を見ることで具体的なイメージが湧きやすくなり、失敗もしにくくなります。

参考になる外壁があれば、所有者に許可をとった上で撮影させてもらいましょう。可能なら塗料の種類や色も教えてもらい、色見本と照らし合わせ、見え方の違いを確認するのもよい刺激になります。
 

高級感のある単色で塗装する

おしゃれな外観にしたいけれど予算が限られている場合は、高級感のある色で単色塗りしましょう。ブラックやグレー、ブラウンなどは、高級感を演出しやすい色です。窓枠や玄関ドアなどに合う色を選んで塗装すれば、予算内でもデザイン性に優れた外観に仕上がるでしょう。

単色でも濃淡をつけることで印象を変えられるので、あまり費用をかけずに実現できる場合は依頼時に相談してみるのもおすすめです。
 

西日が当たる場所はダークカラーを避ける

立地上、西日が当たる場合は外壁にダークカラーを使用するのは避けましょう。ダークカラーはシックでモダンな雰囲気を演出する一方で、太陽光を吸収しやすいデメリットがあります。

太陽光を吸収しすぎると外壁が日焼けしたり劣化が早まったりするため、長い目で見るとあまりおすすめできません。西日が当たる場合は、ホワイトやベージュなど太陽光を反射しつつ、汚れや色褪せがわかりにくい色を選ぶのがおすすめです。

どうしてもダークカラーを取り入れたい場合は、部分的に塗装することを検討しましょう。
 

汚れが目立ちにくいクリーム系・グレー系を選ぶ

外壁は外気に晒されているため、汚れが付着することは避けられません。なるべく目立たせたくない場合は、汚れの色と同化しやすいクリーム系やグレー系から選ぶのがおすすめです。土埃や砂、黄砂などは中間色に該当します。クリーム系やグレー系なら汚れが悪目立ちすることはないため、こまめにメンテナンスしなくても長い期間美観を保ってくれます。
 

ご近所・街並みとの調和も意識する

外壁塗装の色を選ぶときは、ご近所や街並みとの調和も意識しましょう。多くの住宅はホワイトやベージュ、グレーなどシンプルな色を採用しています。そこに赤や黄など派手な外壁が存在すると、浮いてしまいかねません。周囲に馴染む色を選ぶことで後悔しにくくもなるので、ぜひ意識しましょう。

【失敗しない】外壁塗装におすすめの色5選

ここでは、外壁塗装の色選びに悩んでいる方に向けて、おすすめの色を5種類紹介します。
 

外壁塗装におすすめの色①ベージュ

外壁塗装において、ベージュは最も人気のある色です。温かみのある色味は老若男女から好まれており、景観にも馴染みやすいという大きなメリットがあります。幅広い系統にマッチするため、昔ながらの家はもちろん、北欧風やカリフォルニアスタイルの外観を演出したい際にも活躍します。
 

外壁塗装におすすめの色②ブラック

ブラックも外壁塗装におすすめな色です。近年はシックでモダンな外壁が増えており、ブラックはそれらを演出するのに最適な色といえます。単色でも高級感や重厚感を与える外観になるため、ワンランク上の見た目にしたいケースにおすすめです。

ただし、真っ黒を選ぶのは避けましょう。少し明度を上げたり艶有りを選んだりして、重すぎないように意識することも大切です。
 

外壁塗装におすすめの色③グレー

グレーは人気の高い色です。汚れや色褪せが目立ちにくい色のため、昔から定番色として親しまれています。シンプルな色ですがデザイン性に優れており、色の組み合わせや塗り方次第でさまざまな表情が生まれます。

グレーだけでも多くの種類があり、濃淡を出したりツートンカラーしたりと工夫を凝らせば、オリジナル性の高い外観に仕上がるでしょう。
 

外壁塗装におすすめの色④ブラウン

落ち着いた色味のブラウンは、自然だけではなく都市部の景観にも馴染む色です。外壁の汚れが目立ちにくい色でもあるため、公園や学校、工場が近い立地に採用しやすいでしょう。

他の色とも組み合わせやすく、ブラックと組み合わせればモダンな雰囲気も演出できます。景観にも馴染みやすい色のため、失敗しにくい色といえます。
 

外壁塗装におすすめの色⑤白

清潔感のある白も外壁塗装におすすめな色です。見た目がクリアなので、すっきりとした外観に仕上がります。単色でも美しい印象に仕上がりますが、他の色と組み合わせてもおしゃれな見た目になりやすい色です。

機能の面で魅力的なのは、室内の温度上昇を抑制してくれる点です。白は太陽光を反射する特性があるため、外壁面に熱がこもりにくく、結果室内の温度上昇も防いでくれるでしょう。

外壁塗装の色選びについてよくある質問

ここでは、外壁塗装の色選びについてよくある質問に回答していきます。
 

塗装が劣化しやすい色はなんですか?

以下に記載する原色は、塗装が劣化しやすい傾向にあります。 【劣化しやすい色】
  • ・赤
  • ・黄
  • ・緑
劣化しやすい色は耐候性が低く、紫外線の影響を受けやすいデメリットがあります。紫外線を多く吸収すると色褪せが起きやすくなり、劣化にもつながるでしょう。

対して劣化しにくい色には、以下の5種類があります。 【劣化しにくい色】
  • ・ホワイト
  • ・ブラック
  • ・ベージュ
  • ・ブルー
  • ・グレー
これらの色は太陽光を反射する特性があるため、劣化しにくい傾向にあります。さらに遮熱塗料を使用すれば紫外線対策になり、結果劣化を防ぐ効果も期待できます。
 

外壁塗装で人気の色を教えてください

外壁塗装で人気のある色は、おもに4種類です。
  • ・ホワイト系
  • ・ブラウン系
  • ・ベージュ系
  • ・グレー系
上記の色はどれも景観に馴染みやすい特徴があります。

人気色の多くは、飽きが来なくて汚れや色褪せが目立ちにくい色です。シンプルな色ではあるものの、塗り方や明度によって印象は大きく変わるので、おしゃれな外観を演出することもできます。無難かつ洗練された外観に仕上げたい場合は、4種類の中から選ぶとよいでしょう。
 

外壁塗装で後悔しない色を教えてください

外壁塗装で後悔しない色は、ベージュ系やグレー系です。これらの色は汚れや色褪せが目立ちにくいため、こまめに掃除をしなくても美観を保ってくれます。

街並みにも馴染みやすい色で、無難な色ともいわれています。スタンダードな色であれば多くの人が選んでいるため、後悔しにくいと考えてもよいでしょう。もし色選びに迷ったりこだわりがなかったりする場合は、ベージュ系やグレー系がおすすめです。

外壁塗装の色選びでよくある失敗まとめ

外壁塗装の色選びでは、「汚れや色褪せが目立つ色を選んでしまった」「思っていた色味と違った」などの失敗がよく起きます。外壁は室外にあるため、季節や時間帯、景観の雰囲気などで同じ色でも見え方が変化するからです。

失敗しないためには、室外で色見本を確認したり景観に馴染む色を選んだりすることが大切となってきます。ぜひ色選びにもこだわって、理想の外観を実現しましょう。

和歌山・大阪での外壁塗装なら大和建装へお任せください!お客様が不安に思う料金を分かりやすく設定し、追加料金が発生しない形でご提案させていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。
2024年12月24日 19:32

グレー色の外壁はおすすめ?おしゃれなデザインと人気色を紹介!

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外壁塗装において、グレーは人気のある色です。多くの住宅に採用されているため、自宅周囲にグレーなどの中間色が使われてる場合はグレーで外壁塗装すると景観に馴染んで浮くことはないでしょう。

しかしグレーと一口に言っても、塗装の仕方や色の種類はさまざまです。 今回は、グレーを使った外壁塗装のデザイン例や色の種類などを紹介します。外壁塗装におけるよくある質問についてもまとめて回答しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

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代表

喜入 斗馬(キイレ トウマ)

《経歴》

大坂コンピューター専門学校卒業後、大手車販売会社に入社。その後、2019年11月に大和建装入社。
お客様見積提案及びお家の色のコーディネーターをしております。
youtube / Instagram

グレーを使った外壁塗装のデザイン例

ここでは、グレーを使った外壁塗装のデザイン例を4つ紹介します。グレーでオリジナル性を出したい場合は、デザイン例を参考に外壁塗装しましょう。
 

グレーの濃淡で印象を調整する

グレーは濃淡によって印象を変えられる色です。明るいグレーは穏やかな印象に、暗いグレーは重厚感を演出できます。注意点としては、光の当たり具合によってイメージしていた見え方とは異なる場合があること。

仕上がり前後のギャップを軽減するためにも、念入りに確認した上でグレーの色味を決めましょう。また近隣外壁との調和にも配慮することも大切です。
 

3色をうまく組み合わせる

グレー以外の色も組み合わせて外壁塗装する場合は、3色以内で配色を考えましょう。全体的にバランスのとれた外壁カラーにするには、配色の比率を意識することが大切です。
 
  • ・ベースカラー:60%
  • ・アソートカラー:30%
  • ・アクセントカラー:10%
     
上記の比率を意識すれば、3色を組み合わせてもおしゃれな仕上がりになります。例えばベースカラーはグレーにし、バルコニーにはオフホワイト、窓まわりにはブラックを取り入れれば、洗練された見た目になるでしょう。
 

グレー2色を上下で塗り分ける

色違いのグレーを2色用意して、建物を上下に塗り分ける塗装方法も定番のデザインです。多くは1階と2階の外壁カラーを分け、ツートンカラーで仕上げます。1階を明るいグレー、2階を暗いグレーにするとモダンな印象になるでしょう。塗り分けを逆にすれば、スタイリッシュな印象になります。
 

グレー2色を縦に塗り分ける

こちらも色違いのグレーを2色用意して、ストライプ柄のように縦に塗り分ける方法もあります。縦柄はスタイリッシュな印象に仕上がるのが特徴です。ストライプ柄に細く塗り分けたり幅違いの縦塗りしたりと、塗り方次第で縦でも雰囲気を変えられるので、好みのデザインを見つけましょう。

外壁塗装のグレーには多くの種類がある

グレーと一口に言っても、さまざまな種類があることをご存じでしょうか。大きく分けると、5種類のグレーがあります。
  • ・ライトグレー
  • ・ダークグレー
  • ・ネイビーグレー
  • ・グレーベージュ
  • ・ピンクグレー
     
どのグレーを使うかによって、外壁の印象は大きく変わります。例えばライトグレーなら、全体的に明るい外壁になります。ダークグレーならシックな印象になり、ネイビーグレーなら高級感を演出できます。かわいい印象を与えたい場合は、甘くなりすぎないピンクグレーを選ぶのがおすすめです。 仕上げたい印象を決めて、イメージに合うグレーを見つけましょう。

外壁をグレーに塗装するメリット

外壁塗装にグレーが選ばれるのには、大きく3つの理由があります。ここで、グレーを使うメリットを見ていきましょう。
 

外壁の汚れが目立ちにくい

外壁をグレーに塗装する大きなメリットは、汚れが目立ちにくいことです。グレーは中間色のため、砂やホコリ、カビなどの色味と同化しやすい傾向にあります。そのため汚れが付着しても悪目立ちせず、長く美観を保ってくれるのです。

また汚れ以外にも、経年劣化によって起こる色褪せも目立ちにくくなります。汚れや色褪せなどが目立ちにくい色で外壁塗装したい場合は、グレーを選ぶのがおすすめです。
 

シンプルかつ洗練された印象になる

グレーは落ち着いた色味のため、シンプルかつ洗練された外観に仕上がります。住宅地と自然どちらにも馴染む色味のため、比較的取り入れやすい色といえるでしょう。黒や青、ピンクといった色よりも失敗しにくい点もおすすめできる理由の一つです。

また色の組み合わせ次第で印象を変えられ、ネイビーグレーとライトグレーを組み合わせると、モダンな外観になります。ピンクグレーとライトグレーを組み合わせれば、フェミニンな雰囲気を演出できるなど、バリエーション豊富です。シンプルかつ洗練された外観に仕上げたい場合に、グレーは向いているでしょう。
 

周囲の自宅の色と馴染みが良い

自宅周囲の色と馴染みやすいのもグレーのメリットです。グレーのような中間色は落ち着いた印象を与えるだけでなく、街並みに同化しやすいといった特性もあります。 そのため外壁全体をグレーにしても悪目立ちすることはなく、後悔しにくい色として人気です。

また他の色との相性もよいので、自宅周囲がベージュやホワイトなどの外壁はもちろん、赤や緑といった派手な外壁が並んでいる場合でもグレーを採用しても問題はないでしょう。

外壁をグレーに塗装するデメリット

次に、外壁をグレーに塗装するデメリットを2つ解説します。対策も交えつつ解説するため、一つずつ見ていきましょう。
 

色によっては地味な印象になってしまう

グレーにはさまざまな種類があると紹介しましたが、全体的に落ち着いた色味のため、地味な印象になってしまうことも少なくありません。とくに暗いグレーは、重厚感を演出できる一方で、捉え方次第では地味な印象を受けることもあります。

全体的にグレーにする場合は、ライトグレーやブルーグレーなどおしゃれな色味を選ぶのがおすすめです。かわいらしい印象に仕上げたい場合は、ピンクグレーやローズグレーなど華やかなグレーを選んでみましょう。
 

艶無しの塗料だと色褪せが目立ちやすい

グレーは中間色のため、色褪せが目立ちにくい色といわれています。しかし艶無しの塗料を使用した場合、ぼんやりと色褪せたように見えてしまうことも少なくありません。 グレーで塗装するなら、艶有りを選ぶのがおすすめです。艶有りなら色がくっきりと華やかに見えるため、色褪せたように見える現象が起きにくくなるでしょう。

【失敗しない】グレーを選ぶ際の注意点

ここでは、外壁塗装でグレーを選ぶ際に注意したい点について2つ解説します。どちら仕上がりに影響する内容のため、チェックしておきましょう。
 

同じグレー色でも外壁材によって塗装後の印象が違う

同じグレーでも外壁材によって見え方が異なる点にも注意しなければなりません。例えば凸凹している外壁材は光の陰影が生まれやすく、角度によって色の見え方が異なります。対してフラットな外壁材は、クリアにグレーが映える傾向にあります。

そのため色見本だけで判断せず、自宅の外壁材に塗装した場合の仕上がりを考慮して決めることが重要です。外壁材ごとに色見本が展開されているため、自宅と同じ外壁材の色見本で確認すれば、仕上がり後のイメージを把握しやすくなるでしょう。

カラーシミュレーションで仕上がりを確認する

外壁塗装の色を決める際は、カラーシミュレーションを使って仕上がりを確認しましょう。3D化された建物の外壁に選んだグレーを反映させて仕上がりを確認できるツールで、全体的な色味のバランスをチェックできます。複数のグレーを反映させられるため、比較した上で1色に絞れるのが魅力です。

ただし、カラーシミュレーションは参考程度に留めておきましょう。自然光の当たり具合や時間帯などの見え方まで再現するのが難しいからです。余裕がある場合は、ショールームやモデルハウス、自宅周辺の家など実際に塗装された外壁を見に行ってみましょう。

グレー色の外壁塗装についてよくある質問

ここからは、グレーで外壁塗装する際によくある質問について回答していきます。最後に確認して、外壁塗装に役立てていきましょう。
 

グレーの外壁は地味過ぎますか?

グレーの外壁は、地味過ぎることはありません。グレーは落ち着いた色味な反面、地味・無難・個性がないというイメージがありますが、塗り方次第でおしゃれな印象に仕上がります。どのようなデザインにすればよいのかわからない場合は、ぜひ本記事で紹介したデザイン例を参考にアレンジしてみましょう。

またグレーの色味によっても印象は変わります。単色で仕上げるのであれば、明るいグレーを選ぶのがよいでしょう。暗いグレーを取り入れたい場合は、白やベージュなどと組み合わせてツートンカラーにするとすっきりした外壁になります。
 

外壁塗装で避けた方が良い色はありますか?

基本的には、どの色で外壁塗装しても問題ありません。しかし、長期的に見て後悔しない外壁塗装をするなら、以下の点に配慮して色選びすることをおすすめします。
 
  • ・自宅周辺の景観に馴染む
  • ・悪目立ちしない
  • ・汚れや色褪せが目立ちにくい
     
なるべく景観に馴染む色で外壁塗装することで、目立ちすぎず近隣付き合いに悪影響が及ぶ心配がなくなります。グレーをはじめとするベージュやホワイト系は人気な色のため、候補に取り入れるとよいでしょう。
 

グレーの外壁は色褪せが目立ちますか?

グレーは色褪せが目立ちにくい色とされています。黒を淡くした色のため、色褪せしても変化が目立ちにくいのです。黒よりもグレーのほうが熱を吸収しないことから、色褪せするスピードも遅らせられます。 また砂埃などの汚れとも同化しやすく、汚れも目立ちにくいという点もグレーならではのメリットです。そのためメンテナンスの頻度を減らしながらも美観を保ちたいケースに、グレーはおすすめです。

グレーの外壁はおすすめ?まとめ

外壁塗装にグレーを選ぶのはおすすめです。汚れや色褪せが目立ちにくい色のため、長期間美しい外観を保ってくれます。比較的景観に馴染みやすい色な点も、おすすめできる理由の一つです。 グレーに濃淡つけたり別の色と組み合わせたりすれば、洗練された外観に仕上がります。外壁塗装の色選びで悩んだら、まずはグレーを検討してみるとよいでしょう。

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2024年12月24日 15:01
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